いつまでも…二人で

昼から初夏の暑さになって

春があっという間に通り過ぎたような気がします
一昨日、綺麗に咲いていた桜もほとんど散っていて
見間違い？と思うほど葉が出ていました

そんな寒暖差の大きい一週間でしたけれど
どうにか難なく過ごすことができて、やっと週末です

つい最近まで

独りの週末なんて、寂しさが増すばかり…と思っていましたけれど
今日は、
休日が待ち遠しいような
「やっと、休日や～」という死別以前の感覚が戻ったみたいで
少し驚きました

それと…

二年前、夫がホスピスへ向かう道には七分咲きの桜のトンネルがあって
そこは、以前から夫が好きな道でした
そして、夫が旅立ってホスピスから自宅へ一緒に帰る時
同じ桜並木の道を通てもらった時、桜吹雪が見事過ぎて夢の中に居るようでした

そして、昨年も同じ道を桜が満開の時に通りました
「パパ、この道をホスピスから帰る時に通って一年になるね…」
ゆっくりと、二人で歩んだ時間を辿るように歩きました

そして、今日…

すっかり忘れていて
その道の近くへ行ってみたら…
桜はもう散っていました


二人で最後に見た桜なのに
今年は、すっかり忘れていました

時が経つとは…こういう風に静かに気付かれることなく思い出を覆い隠して、傷も癒してくれるのですね
良い事とか悪い事とかではなくて
否応なく生きて行くという事は、こういう事なんだと思います

忘れた自分のことを、責めるのではなく
一歩進めたね、と褒めてあげようと思います

だから今日は、自分へのご褒美です

アヴェカムールのキャトルカールを買いました

週末は、美味しい紅茶を入れてこのケーキを味わいたいと思います

今日は、週末を楽しもうと思えてきました
この小さな芽を摘むことなく大切にして
街角の花木のように、一生懸命に葉を付け花を咲かせたいと思います

無理せず、風に身を任せるようにしていれば
風がどこかへ運んでくれるように
哀しみのどん底から、光がかすかに見えるところまで運んでくれるのかもしれませんね

時間の流れとは、このようなものなのでしょう…


新緑の季節になれば必ず聞きたくなる陽水さんの「五月の別れ」
やはり今年も聞きたくなったので貼っておきます



夏日になるところもあるそうですけれど、お天気に恵まれる週末になるみたいですね

少しでも気持ちが軽くなって、良い週末をお過しください(^^)




今日もお読みくださってありがとうございました(*- -)(*_ _)ペコリ





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