いつまでも…二人で

局地的に強い雨が降っているのでしょうか
こちらにも大雨警報が出たりしていますけれど、出歩く時は傘が必要なくて
でも、気が付けばシトシトと降っているという感じが続いています


雨が続く梅雨時は

先日も『雨だれ』のタイトルで書いたブログのように
雨の日が特別不調になる事もなく、屋内でまったりしていても罪悪感が無いので
夫と一緒に映画を見たり、時間をかけて料理を作ったり

それなりに、その時を楽しんでいました


本州が梅雨時には、沖縄当たりが梅雨明けしているので
神戸か横浜発着の南西諸島～台湾方面へクルーズに出かけて
船上で私のお誕生日を祝って貰うことが何度かありました

過ぎてしまうほどに
時間が重なるほどに

その時の頃の有難さや幸せが、少しずつ大きくなって輝きを増してきます

当たり前のように過ごしていた、日常の中にある小さな幸せも
特別な日の特別な幸せも

幸せに優劣をつけることはできませんけれど
特別な思い出は、その時の夫の気持ちがあって
その貰った気持ちの意味が、時を重ねるたびに奥行きを増して

当時、気が付かなかったことに

何年か経ってから、深い愛情に気が付いたりしてしまいます

最近、私って本当に鈍感だな…と思うことが多くてね
素直に感謝できていなかったんじゃないかな、と思うのです

独りで聞く雨だれのリズムは

感傷的になってしまいますね…


晴れの日の、晴れやかな気持ちばかりでは心が疲弊してしまうので
シトシトと静かに雨が降る日なんかは

チョッとだけ、感傷的になるのも良いのかもしれませんね


夫とお散歩やお買い物途中に可愛いお店があって（今年閉店してしまいましたけれど…）良く立ち寄りました
季節のアーティフィシャルフラワーがお店一杯に置いていて
その精巧さに最初驚きました

お店の前を通るたびに、生花のお花屋さんと同じように季節のお花を買うようになって、今も家の中にはあちこちに飾られています

お水を入れないでいいので、家電の上でも安心しておいておけますし
置き場所を選ばず華やかになって良いです

でも、お店も閉店になって
もうお花が増えることもないのですよね

カフェも併設していたので、二人でゆっくりと過ごした場所が思い出の中だけになってしまいました


私の頭の中にある思い出の全てを、
バックアップできるようにならないでしょうか…


想い出に縛られるつもりはありませんけれど
何一つ失いたくない思い出ばかりですから…