最近は、『盆と正月』の特別感も薄らいできましたけれど
私の家は、夫と結婚したときから盆と正月は来客が多く、ゆっくりできる側にはなれませんでした
実家へお里帰り…と言う方を見れば素直に羨ましくて
こういうお役は順繰りで、そのうち私も楽な番が回って来るよね、なんて呑気に考えていましたけれど…
たぶん私は、動き回れなくなるまで受け入れる側で固定されているんだわ、と確信しました
知人に大学教授のご主人の方がいらっしゃって、
そのご主人のお父様も大学院の教授で
結婚されてから同居されていたので、お姑さんにお家の事や学者会の師弟関係のお付き合いの仕方なんかを教わられたそうです
お舅さんの時代はお正月はお弟子さんたちが家に新年のご挨拶に来られるのて、ご馳走やお酒やワインの準備で、年末はフラフラになるほどお忙しかったそうです
お舅さんが、他界されてからもしばらくは続けていらっしゃったのですけれど
もう時代が変わったから、お正月のご挨拶会は止めようよ、とご主人さまが仰ってくださったので止めることになったそうですけれど、いきなり止めると、皆さん毎年のように来訪されるからと
お年賀状に、お正月の会は止めることにしましたと添え書きされて周知されたそうです
そして、結婚してから初めて年末年始に旅行に行ってゆっくりされて…
天国のようだったわ、と とても喜んでいらっしゃいました
でも、、、
お正月お留守の時に、毎年来られている中のお一人が来られたみたいで
朝昼晩にインターフォンを鳴らされている録画が残っていたそうで…
旅から帰ってこられてから、お詫びの連絡を入れられたら
『会をお止めになる事はわかっていたのですが、毎年、ご馳走して頂いていたローストビーフが食べたくて、もしかしたらお家にいらっしゃるかと思ってお邪魔しました』
とのお返事だったらしいです
この時、私は思ったのです
お招きする側は、喜んでいただけたらと一生懸命に自分の時間を削って準備するのです
恩着せがましい思いは少しもないのですけれど、
招かれた側が、まるで当たり前のような、してもらうことが普通だと思っているような態度だと
ちょっと、カチンと来てしまいます
感謝して欲しいとか、お礼を言って欲しいとかそんなことではなくて
もてなそうとする気持ちをわかってもらえれば、それでいいのです
なのに、毎年食べていたものが食べられられなくなるのが困る…
みたいなことを言われたら、私ならムッ、としてしまいます
他人に、良かれと思ってさせて頂くことも
実は、良くない事もあるのかもしれないと悟った一件でした
我が家も、盆と正月の集まりの
お盆の集まりが終わりました
やっと、ほっこり夫と水入らずで過ごせます
この感覚は、夫が元気な時からで
当日終わったら必ず
『ママ、お疲れさんでした。今回もしんどい思いしてもらってすまんな~。明日からはゆっくりしてな…』
と言ってくれたのです
まさかね、夫がいなくなってからもこの役だけが残るとは…思っていませんでした
でも、そのおかげで長男・長女さん一家との接点が
途切れることなく続いて行くので
これも、夫が残してくれたご縁なんだと感謝しなければいけないと思っています
ご縁は、なかなか自分から探しだして紡げるものではありませんから
自然と途切れるまでは、大切に大切にしないといけないと思います
でもね、疲れた時に
独りきりって
メチャメチャ、心にこたえるのです
だから、パパさん
『ご苦労さん』て何回も言ってくださいよ…
今日も、パパさんの笑顔をたくさん思い出せました
ありがとう…パパさん
大好きになって良かった…
今日もお読みくださってありがとうございました<(_ _)>
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