酷暑がぶり返した今日で、お盆休みもおわり…
また明日から日常が戻ってきます
通り過ぎれば何事も、思いのほか大したことなどなかったように
後を引くようなこともなく、いつものリズムを淡々と繰り返して行く…
そして、今年もあと4か月となって
もうすぐ朝夕に涼しい風が吹くようになれば
アッという間に陽が早く暮れて、一年も終わります
このスピードで時間が過ぎて行けば、私の残りの人生も
思っているより早く終わりそうな気もします
残された時間は有限なのだと、改めて身に沁みます
ちょうど3年前の今日
夫に希少癌が見つかって4月に摘出手術をして
全部の病巣は取り切れたと喜んでいたのもつかの間
右頚部のリンパ腺に転移が見つかって
手術するために入院した日でした
あの頃は、手術で取り切れると
夫も私も信じ込んでいて、
入院は将来へ続く希望の通過点のように思っていたのです
手術の後遺症で、声が出なくなっていたので
私が意思疎通をする重要な役割を担っていました
ですから、小児病棟に入院する子供に付き添う母のように
私も、夫の入院に付き添う事が許可されていました
当時はまだコロナ感染症が終息していなかったので
一度入院に付き添えば、病棟から外へは出られませんでした
なので、二人での入院は
ちょうど二週間の旅行へ行くようなたくさんの荷物になって
それも私が24時間付き添うので、キッチン・バス・トイレ付きの個室で
2人の時間を大切にしながら、過ごしたのでした
この入院が、ホスピスを除けば最後の入院になったのです…
転移病巣さえ取り除けば、もう体から癌細胞が無くなって
やっと癌に勝てるんだ…
そんな能天気な事を、私たち夫婦は本気で考えていたのです
今から思えば、カウントダウンが始まっていたのですけれど
それに気が付かないで、明るく前向きに残りの時間を使っていたのですから
泣いて使うよりも、時間を有意義に使えたのかもしれません
そんな検証をしても『良かったね』なんて思えるはずもなく
残るのは、残念な気持ちだけ…
転移さえしなければ…
もっと早く手術がされていれば、転移しなかったものを…
恨みつらみは、次から次へと出てきます
呑み込めませんよね、こんな気持ち
呑み込めないからこそ、何重にも封をして
心の奥底へ閉じ込めておくのですけれど…
出てくるんですよね、気を緩めると
何時まで、こんな理屈に合わない後悔のような無念を抱え続けないといけないのでしょうね
この思いは多分、注いだ愛情に比例しているのかもしれませんし
一生、私から無くなることは無いのでしょうね…
そんな、お盆休みの最後の日に
五日分の夕ご飯を作りました
今回は、ハンバーグ・サツマイモの甘露煮・塩鮭・ゴーヤとちりめんじゃこの炒めもの・切り干し大根の炊いたん・トマト
私は生のトマトが苦手ですけれど、食べる時にレンチンして熱を入れるので食べることができます
(相変わらず、見栄えも悪く下手くそです(^^;))
前回作ったお弁当は、休暇中でもあったのでお昼に食べました
面倒くさいお昼ご飯を、温めるだけで良かったのでとても便利でしたので、これから続けて行こうと思います
色んな事を試しながら、できれば少しでも楽しめれば…
しなくても良い苦労ですけれど
この苦労が私の人生の意味なのかもしれません
今日は、そんなことに気が付きました
今日もお読みくださってありがとうございました<(_ _)>
今日も読んだよ~~~とポチっとして頂ければ嬉しいです
⇩
フォローはこちらから宜しくお願いします
⇩