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私が中学生の途中まで暮らしていた街が豪雨に襲われた。 あの頃の友達が多く暮らす街。 以前祖母と一緒に暮らしていた家がある街。 7-13 その街は大量の水で覆われた。 どうしてもっと早く気がつかなかったのか。 確かに隣国へと旅行にでていた。 帰国後も疲れによる睡魔に襲われていた。 なにより夫に対する気持ちがはっきりして、その喜びに浸っていた。 テレビもつけず、PCもそこそこに、ずっとベッドで過ごした。 外は雨降り。 出かける気も薄れ、ちょうどいいやとまで思っていた。 7-16 午後になってようやく知った。 とにかくすぐに出発した。 その街へ向かう車の中、くやしさから涙がこぼれた。 ”そんなことになっていたなんて。どうしてもっと早く気がつかなかったのか。” 次から次へと涙がこぼれた。 「リコのせいではないんだから」 そう言って一向に泣き止まない私を抱きしめる夫。 確かに早く知っていたからと言って、何か変わったかどうかわからない。 それでも後悔のような気持ちでいっぱいになった。 途中何度も交通渋滞、交通止めに遭いながらもようやくその街に到着。 街の中の光景には私も夫も言葉がなくなった。 早速、今は借家としている祖母の家へと向かった。 その家は被害の大きい地域とは川を挟んで反対側にある。 作りも高床式になっているので、幸いにも生活空間は水に浸かることがなかった。 その後、昔の記憶を頼りに友達の家々を探した。 10数年ぶりの再会。 こんな形で会うなんて思ってもみなかった。 その中の一人。 幼稚園からずっと一緒だったアカネちゃんの家。 結婚して新築した家にも関わらず、床上まで浸水してしまった。 ご主人のご実家がある地域では、まだ避難所から自宅に帰れない方々もいると聞いた。 翌日も彼女の家の作業を手伝っているとアカネちゃん夫婦から相談をうけた。 実はご主人のご実家では二匹のイヌを飼っているという。 しかし今の状況ではイヌと一緒に生活するのはとても難しい。 また元のように生活できるまでの間、どこかへ預けるつもりでいると言う。 アカネちゃんは今、妊娠5ヶ月。 自分だけでも大変な時期なので、イヌとの生活は難しい。 そこで私たち夫婦にこのイヌをしばらくの間預かってもらえないかという相談だった。 もちろん、すぐにOKをした。 こんなことで二人の、そしてそのご家族の助けになれるのなら、お安い御用だ。 トイ・プードルのララは非難の途中で足を痛めた恐れがあるため、獣医さんに診てもらう必要があった。 通院ということになれば、私のマンションから近い方が便利ということもあり、 今日のお昼前にララとキキを連れてあの街を一旦後にした。 復旧作業は今もなお続いている。 被害に遭われた方々の体は、疲労とこれからの不安で限界にきているように見えた。 どうかみなさんが一日も早く元の生活に戻れますように。 私も夫も、可能な限りあの街へ足を運び、支援もしていこうと思っている。 旅行のお話はもう少し落ち着いたら更新します。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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