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カテゴリ:どんぐり倶楽部
先月に5歳になった三女(年中)。
月末には幼稚園で園全体でのお祝いをしてもらったようです。 そして、毎年頂くお祝いのカード。 今年も写真と一緒に手形や身長、体重、好きな食べ物、 大きくなったら〇〇になりたいです、などがありました。 でも、その日、担任の先生から電話がありました。 お誕生会の様子を教えて頂き、その後 誕生日カードについて。 先生「大きくなったら〇〇の欄は空白なんです。」と・・・。 確かにそこだけ何も書いてない。 先生は続けて、 「好きな食べ物はすぐにブドウと言ってくれたんですけど、 大きくなったら…は、ずっと考えてて・・・・。」 私としては、 へ〜、そうなんですか。了解です。 ・・・だったんだけど、 先生は、 「(三女)はスゴク真剣に悩んでる様子で、 (なりたいモノが)「無い。」でもなく…。 とにかく、ずっと考えたけど、時間がきたので空欄のままなんです。」 そして、 三女は例えば、 お絵描きにしても、絵の具を塗る場合、じっくり考えてから色を塗っている。 ・・・と教えてくれました。 その電話の後で思ったのは、 『虹色教室通信』の未来奈緒美先生の 『生きる力』のもとは真実の言葉を話すこと、人と出会うこと の記事でした。 子供達が 自分の感じること、思うことも整理できないうちに 大人に急かされて、テキトーにテキトーな何かを言ってしまうのは恐ろしいことだ。 「幼い子たちにしても、大人たちがまるでパソコンやロボットにインプットするように知識を注いで、 それらが、できるだけ素早くたくさんインプット通りに子どもから出てくることを期待する姿があります。」 「無理に言葉にさせてしまうと、適当に、とにかく言う習慣が身に付いて、 言語生活者として基本的な、 『本気で考えて、本気のことを素直に言う』ということがなくなっていく」 私も叱った後などは、反省の弁みたいなものを待ってしまうことがあります。 人に対しての挨拶もお礼も、ついつい・・・。 子供のペースを待ってあげれば 語彙は少なくても、子ども達は自分の言葉で話します。 私はまだまだせっかちだけど、 三女の担任の先生は子ども達のことを丁寧に見てくれているようです。 因みに、 三女の大きくなったら・・・は、 その日の夜に「おもちゃ屋さん」に決まりました。 にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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