うさとら日記

大好きな宮部みゆきさんの時代物




江戸の下町・深川北町の平穏な鉄瓶長屋で八百屋の太助が殺された。
親思いのお露　桶職人の娘お律　煮売り家のお徳　女郎あがりのおくめ　
若い長屋の差配の佐吉　岡引の政五郎　抜群の記憶力のおでこ

いろいろな事件がおきて、次々出て行ってしまう店子

鉄瓶長屋の一件には佐吉の母親の失踪がかかわっていると睨んでいる　出世欲のない同心の井筒平四郎と甥の12歳の超美少年弓之助　が真相を追う。


宮部さんの話は登場人物がクロスしたりするところもおもしろい

『初ものがたり』『本所深川ふしぎ草子』の回向院の茂七親分　米寿になっており元気だけど出張ってはこない　そのかわり手下の政五郎が協力する

すっきりとした終り方じゃないんだけど　一件落着する・・・

でも　今年の正月にでた『日暮し（上）（下）』に話は続いているようだから　これから楽しみ




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昨日　父がいつも座っているあたりにあたら　中央図書館の袋が・・・

この　中央図書館　何年か前にできたうちの区では一番充実した図書館だ
池波正太郎さんが東上野に住んでらしたので　蔵書は一切この図書館に寄贈し
『池波正太郎文庫』が併設されている。
池波さんの書斎も再現されている。

私が時代物を読むのが好きなのは　父の影響だと思う。
祖母もよく本を読む人だったけど、「徳川家康」「太平記」とか格調が高く（私に）父は大衆時代小説とかも好きで、私はよく積んである本から引っ張り出して読んでいた。
父が何年か前　アキレス腱の手術で入院したとき、暇だろうと　私の取って置きの宮部みゆきさまの「初ものがたり」「本所深川ふしぎ草紙」「かまいたち」「幻色江戸ごよみ 」・・・と持っていってあげた。
「女の書く時代物は・・・」みたいな事言ってたので「どんなもんだい」みたいな気持ちで・・・。


あとで「どうだった？」と聞くとなんだかもごもご言ってたけど・・・今一だったのかな～と思ってた。

なのに　昨日見た袋の中には『震える岩』が～～～あああああ（他には「新宿鮫」）

あはははは～な～んだ気に入ってるんじゃん！そうならそうと言ってよ～(*^。^*)

「震える岩」は中高生（しかも女子）は気に入ってくれそうだけど・・・ジィさんにはね～って思ってたんだよ～

言わなかったけど　うれしかったよ～