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カテゴリ:読み終わりました~
狐笛のかなた 狐笛のかなた 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 小夜は12歳。人の心が聞こえる“聞き耳”の力を亡き母から受け継いだ。ある日の夕暮れ、犬に追われる子狐を助けたが、狐はこの世と神の世の“あわい”に棲む霊狐・野火だった。隣り合う二つの国の争いに巻き込まれ、呪いを避けて森陰屋敷に閉じ込められている少年・小春丸をめぐり、小夜と野火の、孤独でけなげな愛が燃え上がる…愛のために身を捨てたとき、もう恐ろしいものは何もない。野間児童文芸賞受賞作。 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 上橋菜穂子(ウエハシナホコ) 1962(昭和37)年東京生れ。川村学園女子大学助教授。オーストラリアの先住民族アボリジニを研究中。著書は、『狐笛のかなた』(野間児童文芸賞)の他に、『月の森に、カミよ眠れ』(日本児童文学者協会新人賞)、『精霊の守り人』(野間児童文芸新人賞、産経児童出版文化賞)、『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞)、『夢の守り人』(路傍の石文学賞)、『神の守り人来訪編・帰還編』(小学館児童出版文化賞)、『虚空の旅人』などがある。2002(平成14)年巖谷小波文芸賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 久しぶりに心洗われるような物語だった~ 主人公の小夜と野火の気持ちが真っすぐで、お互いを思いやる気持ちが切ない 大人の 権力者の争いに巻き込まれて それでも周りの人を気遣い 心も身体も傷ついてゆく 『身ひとつで、胸をはって自分の命を抱えて立っているこの瞬間、小夜は、天に突きぬけていくような、すずやかな心地だった。』 こんな素敵な文章が書けるんんて・・・ あとがきで書いてらした『野火と小夜が駆け抜けていく春の野の香りを、感じていただけたら幸いです』 はい しっかり感じました・・・ 最終章でジーンと目が熱くなりました 児童文学と侮るなかれ・・・大人のための物語でもある と思う 児童書は絶対文庫にはならないと思っていたのにぃ~ありがとうございます新潮社さん♪ 読んでよかった~ きっと しばらく引きずることでしょう お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月31日 17時37分05秒
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