世界の戦場でバカと叫ぶ 橋田信介著・橋田幸子編
2004年5月にイラクで凶弾に倒れたジャーナリストの橋田信介さんの「ウベニチ新聞」に連載されていた「ババボボ日記」を奥さんの幸子さんが編集しなおしたものです。お二人はとっても素敵なご夫婦だったんだろうな~と・・・プライベートな事はチョロっチョロっと出てくるくらいなんだけど。奥さんの幸子さんはその後のムハマド君の目の治療なんかでマスコミにも何度か取り上げられていましたが、本当に画面で見た通り「才色兼備」とはこの人の為の言葉ではないかと思ってしまいます。ご自分を「ババボボ」(バカとかアホという意味らしい)殿と呼ぶジャーナリスト橋田さんはとても鋭い方です。そしてユーモアのある優しい方であったであろうと思います。ただ戦争は反対と言っているだけではなく、その裏側に何があるのか今の世界情勢を判らせてくれます。この本はうちの会社の社員全員に読ませようなんて言ってましたが、それよりもっと日本の「ババボボ」な政治家に、延いては「大ババボボ大統領」と取り巻きの方々に是非読んでいただきたいと思います。こんな素晴らしい感性の方が亡くなるなんて・・・ただただ残念です。