選挙が終わり、今回は当選者よりもなぜか落選された候補のその後を取材した記事やTV番組が目につきます。
そやね、落選すると残った借金や職にありつけないとかそんな話をレポートしたり奥さんの苦労なんて話もあったなぁ。
それで思い出したのが、たけい俊輔くんのことです。
誰それ?
はい、以前楽天バスサービスに在籍されていた方で、今は宮崎県議会議員です。
お、そんな人がおるんか?
ええ、特別仲良くしてもらった訳ではないですが、県議会に立候補されることが決まったあと少し話をした思い出があります。
その際に楽天を「休職」して選挙戦に挑むとのことを伺い、単純に
「休職なんてそんな考えで選挙戦に挑んでいいの?」
「自分の退路を断つという意気込みでやるべきではないのか?」
なんてことを思い本人にもぶつけてみました。
たけいくんから返った言葉は、
「選挙でたとえ落選したとしても、その後の収入や生活がある程度見込める社会にならないとダメなんです。」
「そんな社会にならないと、人は自由に政治を語ったり立候補をしたりすることができないじゃないですか。」
といったものでした。
そのときはあまり納得はできなかったように記憶してます。
そこが、きみの人間の器の小ささやな。
うるさい!
その後、たけいくんは見事当選されて宮崎県議としてご活躍されており、何よりかと思います。
しかし、今回の落選者の姿を見るにつけ、あのときのたけいくんの言葉に重みを感じざるを得ません。
まさに天国と地獄、かといって地獄を見た人たちが家族まで巻き込んで路頭に迷わせ兼ねない状況を作っている社会もどうしたもんかなぁと思いますね。
それと、立候補を決意したたけいくんに対し、休職という形を快く認めた楽天という会社もあらためてたいしたもんだなぁと思わずにいられません。
(自分の知識が足らず、一般の企業ではこういった休職は認められているのが普通でしたらすいません。それと落選されたあと復職されたなんて話があるようでしたらぜひ教えていただきたいです。)
今回の選挙で志半ばで夢たたれた方、新たに夢を叶えられた方、すべての国政を司る人、頑張ってください。
私も今のお仕事頑張ります。