カテゴリ:カテゴリ未分類
あの日は結局、定時の6時まで仕事をしたんだよな。 家にも家族の携帯にも電話してもまったくつながらず。 15時4分にとりあえずショートメール、サブジェクトは 「大丈夫か?」、 どうも家族は受け取っていたもののなぜか返事せず・・・今聞いてちょっと呆れる。 もう一度、通常のメール、「みんな無事か?」、確認したら15時40分に送っていた。 妻いわく、「バイト中は携帯持てないのよ。」 こりゃあ、東電とマスコミのやり取り並みの温度差・・・(失礼) 日が暮れて、隅田川が変に波立っているし、歩道を歩く人や車の渋滞が尋常じゃないって さすが江戸っ子情に熱いね!これが後から効いてくるんですけど・・・ その頃になると、同じ方面の社員が寄ってきて 「谷さんどうすんの?」 「歩いて帰ろうかなー。」 「え?・・・・じゃあ私も・・・・」 「無理しないでね。」 「でも帰りたいし・・・・」 こんな会話が何度か繰り返されて、結局自分を合わせて5人で一緒に歩くことに、 出発したのは、19時50分ごろ、自分以外は女性でしたのでちょっと責任感じるし、変に不安もあったな、そんな顔するわけにもいかんのでへーきな顔してたけどなぁ。 とりあえず、大きめの道と、都営地下鉄に沿って歩くことに決めてた、それから坂もなるべく避けるって感じで・・・、なんとなく地下鉄が走りだす可能性を感じてたからねぇ。 道は混んでました。さしずめ祭りの日の沿道みたい。 途中のコンビニやレストランはやっぱり混んでたなぁ、歩道の端で休憩してる人もちらほら、一緒に歩いてる子たちはけっこう気楽な感じ、まぁ明るく歩いてくれるのはいいかなって思ってました。疲れたら静かになるだろうーってw。 1時間歩いたら休もーって思ってました、思いのほかすたすた歩けて、日本橋で2名の子と別れて、3人で新橋、品川方面に向かうことに、しばらく歩いて、ちっともつながらなかったiPhoneで電話するとなぜか発信OK!妻の携帯とつながった。 状況をtwitterでつぶやくと、何人かの仲間から励ましのリアクション。 休んでると妻からメールで「浅草線一部動き出したみたいだよ。」って、さすが一応は心配してくれてるんや・・・ うーん、妻の言葉は曽根君のつぶやき並みか? まーそんなことはどーでもいい、 「東銀座と新橋やったらどっちが近い?」 って聞いたら、 「東銀座、そこですよ。」 「あ、そ、ありがとね。」 まさに3m先に地下道への階段があるしー、すぐに改札。 あとはいつもならバスで3停留所分ですから歩いて帰りました。 帰ったら帰ったで、お互い自分の話で盛り上がる家族たち。 今回の徒歩での帰宅は、そんな顛末。 それから、地下鉄沿いに歩いたのは、動くことが予測できたから、全長距離も短くて相互乗り入れがあまりない浅草線は復旧が早いのではないかとの予測でした。 被災されて、とんでもない環境に置かれている方には何の役にも立たない話ですが、 写真は、道中で撮った1枚、全然緊迫感ないし、人であふれているって感じもないな。 こちらは帰宅後の戸棚。 この震災で犠牲になられた方のご冥福と、今苦しんでおられる方々の一刻も早い救済、 大丈夫!大丈夫だよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Mar 15, 2011 11:20:12 PM
コメント(0) | コメントを書く |
|