晴れたら元気

今年の季節の移り変わりはとても駆け足。
この間まで、水仙が満開で、こごみが食べごろだったのに、
あっという間に山の蕗が食べごろになってきた。
山は新緑、見えていた木の枝も緑の陰で見えなくなってきた。
うかうかしていると季節に置いていかれそう。

そんな昨日、ふと竹林を見ると、
え？　筍？

いつもの年だと、カッコウが鳴くと筍が出る。
大体、山の入道さんの首が切れる頃。
沈丁花の甘い香りが漂って、野菜の種は蒔き頃。
そんな頃になると、イグネでカッコウが鳴き始め、
筍が顔を出す。

普通にそうやって暮らしてきたのに、
まだ、カッコウも鳴かないのに、筍が顔を出しました。

顔を出したら、頂かないわけにはいかない。
早速掘って、夕食は天ぷら。
生のまま衣を着けて揚げたてを頂きました。
筍は、掘りたてを天ぷらにするのが一番美味しい。

残りはあく抜きをして、酢味噌和えに、筍ご飯かな？

ウチの竹林は孟宗竹ですが、標高５００ｍのこの辺りが、上限らしい。
後は寒くて、竹は育ちにくいとか。
限界の地の筍の味は、美味しかった