晴れたら元気

最近、毎日雷が鳴っている山ろくです。

辺りが暗くなったなと思うとゴロゴロと音が聞こえ始める。
そのうち、ピカッと光るようになる。
光り始めたら、近づいて来ているのでゴロゴロまでの時間を数える。
何しろ、酪農関係の機械類は殆ど電気なので、落雷されると困るのだ。
雷様は電気をショートさせ、機械類を破壊する恐れがあるのです。
バルクが動かない、電話が通じないなんてことは良くあることです。

近いなと思ったら、ブレーカーを落としにいく。
滝雨のなか牛舎まで約５０ｍ。
ホントに近いときはそれすら怖い。
なんてったって山ろくです。
稲妻が水平に走ってくることもあるのです。
直撃されて、黒こげになるのはなんとしても避けたい。

ところでこの雷様、植物の成長には必要なもののようで、
「雷が鳴ると稲が良く育つ」とかいうことわざがあるそうだ。
何でも、雷のつれてくる雨が大地を潤し、
稲妻が稲の穂ばらみを良くするのだそうです。
確かに、「稲の妻」と書くわな。

上空にマイナスイオンが溜まると地上にプラスイオンが発生し、
そこに電気が流れるのが稲妻とか。
なので落雷は大地のイオン化を促進して、土壌を肥えさせると
言われているようです。

そんな事いわれても、ピカッドーンはあまり嬉しくないぞ。


ワタシ的にはあの真っ黒な雲の上に乗っかった雷神様が、
「今日の落雷はこことここ」なんて、作業スケジュールを見ながら
軽く手を振って稲妻を落していくという昔読んだ漫画を思い出しながら
「あの、そろそろもういいですから、通り過ぎちゃってください。」と念じている。

「雷、３日」と言われたりもするけどもう４日鳴ってるし、今日も雷の予報。
そろそろ、雲をどこかに飛ばす風神様の出番でもいいんじゃない？

とにかく、すっきり晴れてくれ。
いくら地面が潤ったって、収穫できなきゃ意味ないよ～～。