カテゴリ:酪農のお仕事
牛が鳴いている。
昨日の午前中、おそらく時期が来たので 和牛の親牛と子牛を離したと思われる。 それからずっと大人の牛の声と子牛の鳴き声が続いている。 途切れなく吼えるように鳴く親牛の声と 親牛を呼ぶ子牛の声。 昨日、日中も夜中もそして今も続いている。 何ヶ月も育てた子を引き離すと言うのは、 牛にとってはこんなにもつらいのだと改めて思います。 私の娘は喘息がひどくて、小さい頃よく発作が起きましたが、 呼吸が止まったらどうしようと、一晩中ゼイゼイする寝息を 聞いていた頃を思い出します。 ゼイゼイと苦しそうでも、その音がしているうちは安心みたいな。 自分が寝てしまっている間にこの音が消えてしまったら どうしようと言うたまらない不安感。 親が、子を呼ぶ声はそんな思い出とも重なってたまらない。 たとえ、牛だってどんなにか不安なことだろうと思います。 和牛はホルスタインよりも野性味が多い牛だとつくづく思い知ります。 だから余計、情も深いのか。 親子を離すと、一年くらい子を呼び続ける親もいると聞きました。 丸一日鳴き続けている牛。 感動はするのですが、はっきり言ってとてもうるさいです。 そして、吼えるように鳴くものだから、頭に響きます。 牛が鳴くと落ち着かないのは職業病でもあります。 気になって眠れない。 今日も鳴くんだろうなあ。 いい加減諦めて欲しい。 頭 イタイです <お詫びと訂正> 先に書いた文章が、苦情と取れるというコメントを頂きました。 なので、文章を書き直しました。 誤解を生むような文章を書いてしまった事をお詫び申し上げます。 なお、頂いたコメントは、自戒の意味もあってそのまま残します。 コメントを下さった皆様、見てくださっている皆様ありがとうございます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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