カテゴリ:地震体験
ウグイスが鳴いて、暖かなお日様が眩しい日になりました。
4月1日。 今日から通常集乳開始です。 あれから3週間。 ちょっとづつ振り返ってみます。 外は吹雪の寒い日、地震は突然来ました。 TVを見ていたのに緊急地震速報もなく、 カタカタと揺れ始め、どんどん強くなり、 それからあらゆるものが落下し続け。。 治まるまでの長いこと長いこと。 ただ、爺ちゃんが転ばないよう押さえ、 不安に吠えるこうたに声をかけて揺れが治まるのを待ちました。 鍵をかけていたはずのサッシの窓は全部開いて、 棚の上のものや本棚の中身、食器棚の食器、 冷蔵庫の冷蔵室、お勝手の棚の戸は全部開いて中身が全て落下。 下駄箱は玄関の真ん中まで移動、襖や障子は外れ、 裏の外壁が落下し、温水器は屋根から外に出て水のパイプで止まりました。 牛舎では牛が大騒ぎ。 そのうち電気が消えて。。。 「宮城沖」キター!! と、思ったわ。 揺れが少なくなってきて、まずはメール。 「無事か?」と一言、家族となるべく多くの人に。 地震のときは携帯が通じなくなる これは、今までの地震でも何度も経験済み。 ただし、10分は使えます。 返事を待ちながら、とにかく今日居る場所を 確保するための片付けに取り掛かりました。 家をぐるりと回ると、プロパンガスは きっちりとチェーンで固定されていて動いていない。 灯油もホームタンクに満タン。 これはとてもラッキーでした。 夫は、消防団。 牛舎と家を確認した後、地域の安全確認へと出かけてしまい、 夕方牛に餌を与え、また出かけてしまいます。 私も、とにかく電気が無いので搾乳をあきらめ、 子牛に餌をやって、哺乳をして、 それから断水に備えて水を汲み、牛舎はお終い。 家の中では、爺ちゃんが寒さに震えているので、 ストーブはつけたものの、余震で点けたり消したりで ちっとも暖まらない。 なので、残りご飯でおじやを作り、何とか返ってきた娘達と 早々に晩御飯を食べて、娘達は次女のクルマに、 私と爺ちゃんはダンプにて、その夜を過ごしました。 だってさ、余震がずっと続いて、家の中にいられなかったのさ。。。。つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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