カテゴリ:地震体験
みすみは水の出口です。
蔵王のお山の伏流水が懇々と湧き出しています。 一年中かれることのない水は、あちこちに湧き出しているのですが、 その一つを市の水道課の管理下で、三住、白石市、 それから近隣の地区の水道水として利用しています。 水源にはポンプがあって、水をくみ上げ送り出しているとか。 で、地震で、停電になりました。 そうすると、水も止まるわけで。。。 初めての長期の断水と停電を経験することになりました。 でも、ほら、湧き水があちこちにあるので、 汲みに行きさえすれば水は確保できるのです。 ただ、大変なのは、牛の飲用水。 一頭一頭、桶にバケツで水を運び、さあお飲みと水を汲んでも、 「アタシは今は飲みたくないの!」とこぼしたり口を付けなかったり。 日頃、ウォーターカップで好きなときに好きなだけ 水を飲んでいる牛たちは次に水をあげるのは夕方よと言っても 聞くものじゃない。 しかも、搾乳はされず、餌は極端に減らされ、 鳴くばかりの牛たちは、水どころじゃないと言いたげなんだ。 それでも、我慢して飲んでもらったけどね。 そして、停電。 うちは温風ヒーター1台で暖房を賄っているんですが、 温風が使えないとなると暖房は小さな反射式の石油ストーブ1台。 コタツも使えない。 外は吹雪で、しかも気温はマイナス。 いくら服を着こんでも寒いし、何より足が冷たいまま。 電灯は懐中電灯とろうそくで何とか明るく出来るけど、 暖房が足りないのには参った。 で、お湯を沸かして、ペットボトルに入れ、 コタツの中にコロコロと転がす。 いくらか暖かい。 でも、寒い。 そんな時、携帯用のアルミのシートがあるのを思い出した。 確か、去年の運動会の景品に二つもらったわ。 広げてみると薄いけど結構大きい。 で、コタツの下に敷き、コタツ布団の下にもかけて ペットボトルを転がしてみた。 暖かい。 嘘みたいに暖かい。 何で早く思いつかなかったかな。 電気がなくて、何が一番大変だったかっていうと、 この寒さとの戦いだったかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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