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テーマ:ξバイク好きの交流所ξ(733)
カテゴリ:旅のメモ帳
フェリー埠頭 そこは長旅の始まりを感じさせる場所です ファミリーや友人たちなど 大勢での旅が多い4輪では 埠頭で見知らぬ人と会話するような暇はないでしょう ソロが多く混じる2輪ではソロ同士他愛のない会話が生まれます 何処に行くのか? 何処から来たのか? バイクの具合はどうだ? 年齢性別を問わず 同じ趣味の輩は話が合います 今年の往路は乗船の順番が遅くて長時間待っていました バイクの停車場所は駐車場の端で道路沿いだったのですが 道路を走ってきたトレーラーヘッドがプシューと排気音を響かせ 丁度私の傍で停車してドライバーが高い運転席から降りてきました 「 千歳のほうから走ってきたでしょう ^^b 」と声を掛けられ 「 ええ 札幌からです^^ 」と返すと 「 途中で見かけたんだわ~ 俺も乗ってるの^^b 」との事 私の愛車GS1200SSは名車ならぬ迷車です SUZUKIの販売的な失敗作であまりの売れ行きの悪さに 生産開始から僅か3年で生産中止になったバイクです 販売してた期間が短いことに加えて売れた台数が少ないので 希少車となりクラシックなデザインに癖が強いので 販売中止後に逆に人気が出た変なバイクなのです 「 おおー なか~ま 」と言う事で トレーラーパイロットとひとしきりGS談義をワイワイと(笑) ほぼ同年代と思われる彼は携帯が鳴るとトレーラーの高い運転席に ひらりと飛び乗り窓から2本指で敬礼して去っていきました 日が落ちて気温が低いのでじっとしてるのは辛い寒さです 車列を前後にウロウロして並んでるバイクを鑑賞しつつ 時間を潰す人たちの中に観光会社のジャケットに帽子姿の バスの運転手さんが混じっていました 好きなんだなぁ・・・と思いつつ眺めていたら目が合って 「 バイクいいですね^^b 」と声を掛けられました 「 仕事しつつ各地を観光できるのも又良いじゃぁないですか^^ 」 と返しますと 「 いやー 仕事で走るのは全然楽しくないですよー^^b 」 と仰います 最初すごく若く見えたのですが話を聞いてるとどうやら同年代 昔はバイクに乗っていたけど最近は忙しくご無沙汰になってるそうで 曰く・・昔のようにOFFで走りたいけど もう周りに乗ってる仲間も居ないし思うだけでなかなかねぇ・・・と 近年はOFFのバイクは下火で国産メーカーもまともに 販売していません ショップでもピカピカの大型バイクの販売に力を入れて OFF車はこっそり隅っこに追いやられています 私がお世話になってる札幌のバイク屋【MAX】の社長は 少々御歳ですが(笑)いまだに凄腕のOFF車乗りですし 近年珍しいショップ主催のミニレースも開催しているので 「 林道も良いですがミニレースとか出ながら腕を鍛えつつ 同じ方向性の奴等とつるんで行くのも良いかも知れませんね^^ 」 と【MAX】を紹介しておきました 彼はいったんバスに戻った後 メモを持って引き返してきてお店の場所とかメモっていったので もしかしたらもう行ったかな~^^ (私はまだ行ってない:笑) 彼の観光バスは秋田港から北上して奥入瀬 十和田方面へ上がりつつ北海道へ帰るそうです お客さんバスに乗せたまま寒い屋外でバイク談義した後 「 ご縁があったらバイク屋で会いましょう^^b 」と 声を掛け合い別れました 傍で足踏みしてた(寒いので)大型スクーターのライダーが 「 好きなんだね~^^ 」と笑ってました 私もニヤニヤが止まりません 係員から まもなく乗船です 準備してください!とコールがかかり 私の一台前のキックオンリーのパンヘッドのハーレーが 「 冷え切ってて掛からね~(笑) 」 とボヤキつつ一生懸命キックを踏んでいます 車列から眩しいライトの灯かりと2輪の排気音が次々と点火し 4輪の列の中の人たちがつられて一斉にこちらに首を向けます さて!行くか! と鉄のタラップを駆け上がる瞬間が好きです 心はすでに夢の中 短い楽しい夢の中・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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