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カテゴリ:手塚治虫
そしてスーパーロボット大ブームに対抗して手塚治虫御大はジェッターマルスで乗り込んだ。
鉄腕アトムのリメイクを引っさげてゴールデンタイムに乗り込んだのだ。
しかしここで1つだけ違う点に気がついた。
手塚治虫はスーパーロボットと鉄腕アトムの考え方である。
「ロボットは友達」と言う概念で手塚治虫御大はジェッターマルスを持ち込んだ。
実は鉄腕アトムとスーパーロボットは全然別物だったと思うのだ。
永井豪ちゃんが作ったマジンガーZ。そこから連なるスーパーロボット。
あれは仮面ライダーやウルトラマンの流れの『変身』という概念だったのだ。
したがってロボットを操縦するという形ではあるが、実際には「ロボットに変身する」といった感覚だった。
マジンガーZのパイルダーがベータカプセルであり、変身ベルトだったのである。
手塚治虫御大はスーパーロボット=アトムと同じロボットという概念で対抗したが、実際には変身ヒーローの延長上だったということである。
従って、変身ブームが形を変えてスーパーロボットになっていたと考えていいと思う。
だからジェッターマルスは今ひとつ波に乗り切れなかったのだと思います。
残念ながら、ジェッターマルスが鉄腕アトムでも当時の流れには対抗できなかったでしょう。
なぜならジェッターマルスは変身系ではなかったからですね。
しかし、これが無駄だったかというとそうではありません。
流れと違う事をすると言うことが、反対に注目されることがあるからです。
「あたちタッチ充」 路線に対抗して北斗の拳をぶつけたみたいに、爆発する可能性があるからです。
しかし、ジェッターマルスが鉄腕アトムの可能性を開いたはずだったんですけどねぇ。
ウルトラマンが、仮面ライダーがシリーズ化したように。
この路線でも鉄腕アトムのシリーズ化は出来なかったんでしょうかね?
時代は求めてなかったんでしょうか?
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