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カテゴリ:アニメ
今回の映画は、鬼太郎-1.0とも言うべき作品です。
鬼太郎の父親の時代のお話。 鬼太郎の父親と言えば『目玉おやじ』で、その前はと言えば 全身が腐っていく病に苦しんでいる醜い姿でした。 今回はそれより前の健康な時代の鬼太郎の父親です。 鬼太郎の前の時代ですので、明治後半か昭和初期のような感じです。 ほとんど鬼太郎と言うよりは、金田一耕助が出てきたほうがいいような展開になっております(笑) 人間の欲のようなメッセージ性の強いものを映像化すると言うのは、なんとなくわかっていましたので 今の時代の鬼太郎というより、その昔の昭和の頃のゲゲゲの鬼太郎にあった『強いメッセージ性の物語』だろうか? と言うのは勘ぐっておりました。 予想通り人間の欲をテーマにして、物語が展開して行きます。 ただ今風なイメージなのか? もう少し毒があるのかなと思ったんですが。 昭和で見ていた鬼太郎ほどの毒と言うわけでもなく、まぁ今はこれ以上はちょっと毒吐けないのかな? 今回の映画は、今の子供たちが見たら・・・結構怖い内容になるんでしょうね。 鬼太郎の父ちゃんもそこそこ活躍するんですが、いまひとつ鬼太郎ほどの活躍感のある活躍・・・と言う程でもなく。 惜しいかな? いまひとつ躍動感が物足りませんでした。 人間の毒は十分に描けてたと思うんですが、もっと、妖怪が怖いって言う部分といいましょうか? 人間が妖怪の力を利用したが故に呪いを受けて自滅していく。 人間の性善説ではなく性悪説的な部分で妖怪に取り殺されてしまう的な? そういう部分を描けていればもっとよかったのかなあ?などと思います。 そうそう、鬼太郎の母ですが 当初の登場時は、妖怪然とした顔立ちだったのですが 後年の作品の『地獄で鬼太郎が会った母は美形に描かれていた謎』を今回は謎解きにしてくれて 良かったですね。 まさか、ここを有り難がる人も少ないかもしれませんが(笑) 鬼太郎の父ちゃんの素顔は、今回の映画が初登場です。 無論、鬼太郎の父ちゃんなので鬼太郎に似ているのは当たり前ですね。 うんうん。 で、ナンというか? 鬼太郎の父ちゃんがトラブルを避けてフラフラ歩いている感じが 水木先生の漫画に登場する『まったり感』があって、水木作品っぽい臭いを醸し出しておりましたねぇ。 ほんのわずかな感じでしたが、水木作品っぽい怠惰な感じとでも言いましょうか? あの感じをアニメで出せたのは、初めてじゃないでしょうか? え~と、で! この映画・・・鬼太郎映画としては十分に重い内容かと思うのですが 私がちょっとヘヴィー過ぎる期待をしすぎた様です(苦笑) 以上ゲゲゲの鬼太郎の映画でした。 にほんブログ村 見たら…押して~♪ ▼CD / 川井憲次 / 映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』オリジナル・サウンドトラック / COCX-42159[11/29]発売 5年保存 防災セット (こまちがゆ280g×6缶 秋田こまち米粉パン4缶)【送料無料(代引不可)】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.11.19 18:17:10
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