空のオルガン

最近は、読んでいる本の中で紹介されている本を借りることが多い。タイトルと著者名をメモしておいて、何冊かたまったところで図書館に予約をする。
　予約をするまでにすでに数日経っているし、実際に借りるまでにも数日、さらに手に取って読み始めるまでにも数日かかるので、「何でこの本借りたんだっけ？」なこともよくある。それでもせっかく借りたのだし、リストアップしたときには読みたいと思ったのだろうから、一応目を通す。

　新聞の書評欄にも気になる本が時々紹介されているので、そちらも同じようにリストアップ→予約→借りる、という流れをとる。
　図書館に行ったら行ったで、次回借りたいと思うものをチェックする。

　そんなこんなで、今、読みたい本が５０冊くらいリストに入っている。全部制覇する頃にはまた、新しいリストができるだろう。読んでも読んでも追いつかない。
　わざわざ借りてまで読むものでもなかったなあ、と思う本もあれば、この先も折にふれては読み返すだろうな、と思える本もある。まるで宝探し。ハズレも多いけどやめられない。

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