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祖母の告別式、初七日を済ませて東京に戻ってきた。
久し振りに対面する祖母は穏やかな表情で眠っている ような姿に一安堵した。 母によると亡くなる日の朝までいつもと変わらぬ様子 であったが、流動食を少し吐いたのを見て訪問看護師さんを 呼び、救急車で運ばれている間に脈が弱くなりつつも、 お世話になった先生方に最期のお別れができ、臨終を 看取られたことを聞き、祖母の律儀さと言うか人柄が 表れているように思えた。 南国特有の湿度の高いまとわりつくような暑さの中 台風の影響もあり、時折雷を伴うような大雨が降る事も あったが、お坊さんの読経の時間や火葬場への移動、 お寺での告別式など要所要所はきれいに晴れ渡り、 最期まで祖母の人間性や器の大きさを感じさせられ 一人一人に深い印象を与えてくれた。 元お産婆さんだった祖母の友人は来年百歳を迎えるというのに 告別式に参列してくださり、杖をついてはいるものの かくしゃくとした姿は実年齢よりも若若しく、 皆の驚異と羨望の眼差しを集めた。 今でも自分で家族の食事を作ったり、新聞は毎日欠かさず 読んでいるそうで、ウチナーガンジューおばぁ (沖縄のスーパーおばあちゃん)ここにも健在で 嬉しく思った。 暫らく振りに会う従兄弟や親戚達とおばあちゃんの 思い出話や近況を語り合ったり、私の息子が集まっている 人達のマスコット役を買って出て、悲しく湿っぽくなる 空気を和ませていた。 告別式でも大勢の方が参列して見送って下さったのに、 初七日も予想以上に多くの方がお見えになった。 この日記にもお悔やみのメッセージを寄せて頂いた方々に 家族や私も感謝の気持ちで一杯である。 きっと祖母も天から喜んで見ていることであろう。 仕事で忙しい主人が留守をしっかり守り、日記更新も してくれたお陰で祖母とのお別れをきちんとすることが できた。ありがとね。 コメントを載せてくれたり静かに様子を見守って 下さった皆さん、本当にありがとう。 また今日から日記を再開するが、皆さんの温かい気持ちに 励まされ、癒された事は忘れません。 沖縄よりも気温の高い東京の猛暑に目を回していますが、 皆さんも熱中症にかからないようお気をつけあそばせ。 新潟や福井の集中豪雨で亡くなられた方達のご冥福を 祈ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年07月21日 03時21分27秒
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