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カテゴリ:つれづれなるままに・・・独り言
最近、産休から芸能界復帰した山口もえさんがいろいろな動物番組に出演して、しきりに「愛玩動物飼養管理士2級」を取得したことをアピールしてるけど、それって安易にTVで言うのはちょっとどうなの?・・・という気持ちで見ています。
・・・というのも、、「愛玩動物飼養管理士2級」という資格は「国家資格」でも「公的資格」でもない、単なるマイナーな「民間資格」だから・・。 各資格の内容について、何がどう違うのか調べてみました。 ●「国家資格」 法律に基づいて国や国から委託を受けた機関が実施する資格で、社会的な信用度も高い資格。 運転免許、公認会計士、税理士、司法試験、建築士、国家医師試験、獣医師、理容師、調理師、シスアド、国家公務員、航空従事者、保育士、警察官など ●「公的資格」 民間団体の主催ではあるが、文部科学省や経済産業省などの官庁や大臣が認定する資格。知名度も高く、国家資格に準ずるもの。 ふぐ調理師、秘書検定、簿記検定、日本語能力検定、珠算検定、点字技能検定、色彩検定、消費生活アドバイザー、下水道技術検定、工業英語能力検定、英検など ●「民間資格」 民間団体や企業が、独自の審査基準を設けて任意で認定する資格。知名度格差が大きい。ある一定の職業分野で効果がある場合もあるが、なかには単純に趣味範囲のものもあったりと幅広い。 中古自動車査定士、家電製品エンジニア、シスアド技術者能力検定試験、CGクリエイター検定、マルチメディア検定、MOS、アドビ認定エキスパート、個人情報保護法検定、知的財産検定、社会常識能力検定試験、医療秘書技能検定、アナウンス検定、電卓技能検定、手話技能検定、動物看護士、シューフィッター、ソムリエ・ワインアドバイザー、樹木医、TOEIC、コンクリート診断士、アロマテラピー検定、ネイリスト技能検定試験、トリマー、時刻表検定、京都・観光文化検定試験など 山口もえさんが取得した「愛玩動物飼養管理士2級」とは、昭和56年(1981年)に「社団法人日本愛玩動物協会」が認定を始めた、「ペットショップを運営する人が持たなければならない国家資格を目指して作られた」、愛玩動物=いわゆるペットに対する「民間資格」。 ペット業界に就職したりするには有効な資格かも知れませんが、一般人にはあまり馴染みも必要性もない資格ともいえます。 彼女は芸能界で活躍しているタレントさんですし、「ペットが大好き!」的な趣味の延長戦上で取得したような気がしますね。 資格を取ることにチェレンジしたりするのは自分の能力向上でもあり、とても良いことだと思いますが、私が問題指摘したいのはTVなどで「こういう資格取りました~♪」と安易にアピールしていることです。 こういうのを逆手にとって「資格商法【士(さむらい)商法】」被害が出るんじゃないかと・・・その点を心配しているんです。 TVで有名タレントさんが認定証もって出てきたら、とてもいい資格(社会的にも有効?)なんだと「勘違い」しやすいじゃないですか~! ただアピールするんじゃなくて、主催がドコで、どういう資格内容で、どういう分野で使われている資格なのか、TV側も画面にもキチンと説明文などを入れるべきなんじゃないかと思います。 消費者センターに「愛玩動物飼養管理士」に関する苦情や相談が増えないことを祈ります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008.01.18 18:47:51
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