もてなしレシピ
暇にしていた日曜日の午後、妹夫婦から遊びにいこうかなと連絡があった。ふたつ返事で了解し、せっかくだから夕飯はうちでどお?と誘うと、今度は向こうがふたつ返事。お互い小さい子供の育児に追われる毎日で滅多に外食できない身。たまには雰囲気を変えて食事をしたいものだ。こちらとしても、ゲストがいる食卓の方が料理を作る気も断然盛り上がるしそれがたとえ、いつもの自分の手料理であってもなんだかちょっと美味しく感じられたりするものだ。というわけですぐにでも準備にかかりたかったが昼すぎに来て、すぐに子供たちを連れて皆で近くの動物園に遊びに行ったりしたので、同時帰宅。帰りに近所のスーパーで生だこと鯛の刺身を買い帰宅と同時に台所へ立つ。まぁ妹夫婦なので気兼ねはないのだが時計は18時を回っていたし、そんなに待たせるわけにもいかない。最近のお気に入りの簡単でちょっと豪華に見える料理を手早く並べる。生だこと鯛はレタスやトマトなどの生野菜と一緒にオリーブオイルと塩とバジルとレモン汁で合える。これ最高に旨いし、見た目もおしゃれ。生協でいつも買ってストックしている衣つきのイカリングを揚げ冷凍のえだまめを解凍子持ちししゃもをグリルパンで焼くこれで一気にビールのつまみ3品。小さな子供用に里芋と鶏そぼろを甘辛く煮付ける。ちょっと面倒くさいが味付けしてしまうとあとは煮込むだけだし。きわめつけは誰もがあっと喜ぶ、お決まりのサフランライス。ルクルーゼの鍋さえあれば…という私の定番もてなしメニュー。サフランってなんでこんなに食欲をそそる香りなんだろう。作り方はいたってシンプルオリーブオイルで刻んだタマネギと小さく切った鶏肉、それに生米をいためて水でふやかしたサフランとブイヨンを入れて強火で炊き込むだけ。好みで魚介類や野菜をプラスするとさらに美味だし華やか。きょうは赤ピーマンがあったのでいい具合だった。魚介はシーフードミックスで。いつ作っても何度作っても失敗なしで、みんな大喜びで食べてくれる。子供受けもいい。自分の作ったものを喜んで食べてもらえる幸せ。これだから料理は楽しい。