オモチャの下剋上
ひとり息子は現在2歳と7ヶ月。思えば、生まれてから今まで子供の喜ぶ顔が見たい親バカ一心で実にいろいろなオモチャを買い与えてきた。まぁ、近頃にいたってはとにかく少しの間でも、こどもがオモチャに集中しこちらは静かな時間を得たいという親の勝手な思惑の方が大きかったりもする。成長と共に、その時々の興味や能力はぐんぐん変化する。少し前まで、あんなに好きだったものがいつしかソファの下で埃をかぶっていたり、そうかと思えば、とっくに遊ばなくなって押入の隅へと放り出されていたものが、何かの拍子で息子の目にとまるやいなやいきなり人気ランキング1位に踊り出たり。さすがに、寝たきり赤ん坊時代のガラガラなどにはその可能性は残っていないと思うのだがこうしたオモチャの下剋上はよくあることなので我が家のオモチャたちはまだ全て処分されることなく家のどこかに置いてある。収納が少なくて困ってはいるのだがいつか完全にお払い箱の日が来るはずである。その時が来るまでは…縁あって我が家にきてくれたオモチャたちに敬意を表して。