最高の30秒間
本日は、夕方より地元テレビ局の情報番組に「ナミィと唄えば」のポスター持って、生出演しました!…といっても制限時間わずか30秒のPRコーナーなのですが5年ぶりにテレビカメラの前に立ち、わくわくドキドキ。たった30秒?と思われがちですが、公共の電波をそのためだけに無料で貸してもらうなんて、ただごとではありません。しかも今回、出演させてもらったテレビ局は、実はかつてのライバル局。当時、同じ局で一緒に仕事をした仲間が転職し、たまたまそのPRコーナーを担当していたのです。各局の情報番組にもたいていその手のコーナーがありますがだいたい、いつも予約でいっぱいなので、こんなギリギリの依頼は無理だろうと最初から諦めていた私でしたが人づてに、PRの場を探している私のことを知り何かの力になれればと、連絡をしてきてくれたのでした。彼女と会ったのは、実に7年ぶり。あのとき、同じ目標に向かって、あれだけ一緒にがんばってものづくりをした大切な仲間だったのに、日々の忙しさの中いつしか連絡をとりあわなくなり、今はどこで何をしているのかも知らずにいました。ステップアップを目指して、3度目の転職先で、彼女は今でも好きな仕事の世界にいて、こうしてまた出会うことができました。嬉しくってたまりません。人と人との巡りあいは、本当にかけがえのない財産だとあらためて思いました。ひとりの力ではどうしようもないことでも、人との出会いによっていとも簡単に壁が崩れ、一気に視界が開けるものです。貴重な30秒を精一杯、盛り上げたいと上映会のチラシ配りを一緒になって頑張ってくれている三線サークルの方々もかけつけてくれました。ひとりでポスター持って、ひたすらしゃべり続けるのも寂しいなぁと思っていたところに、自慢の三線を持って映画の中でナミィおばあが唄う「19の春」をバッグで演奏してくれ、なんとも心地よいBGMも入りました。「きょう出るからね」と伝えておいた友達とその子どもたちはみんなテレビの前に集まって、こちらに向かって大喜びで手を振ってくれていたそうです。みんなの気持ちがひとつになった最高の30秒でした。