スターのコトバ
どんなときも、どんなときも迷い探し続ける日々が答えになることぼくは知ってるから♪ふとカーラジオから流れてきたマッキーの歌。何度も聴いたことがあり、よく知っているはずの歌なのにそこのフレーズが、まるで初めて知る言葉のように心にずどーんと落ちてきた。ああでもこうでないとどんどん迷って探してオッケー。それが答えにつながるんだから。うん、たしかにそうかも。そのとおりかも。ナンバーワンにならなくてもいいもともと特別なオンリーワンを生み出した、さすがはマッキー。彼もまた苦境を乗り越えて、新しい道を模索しながら、踏ん張っていることだろう。そういえば、この間、大好きなロックミュージシャンである忌野清志郎さんが、なんと咽頭がんで、長期入院というショッキングなニュースを知った。絞り、弾け、伸び上がる、あのなんともいえない歌声がたまらなく好きで、彼の発するメッセージがいつも気になっていた。「愛し合ってるかーい ベイベー」のノリで照れ隠ししながら大事なこと、忘れてならないことを、あの独特の声にのせて丁寧に歌い上げる人。細い体で永遠のロック少年そのままの清志郎が、がん?入院?信じられない。全然結びつかない。あの歌声をもう聴けなくなるのだろうか辛いがん治療で、細い体がさらに細く…想像したくないことが次々と頭をよぎる。この夏、たくさんのイベント出演やライブの予定がありそれをすべてキャンセルせざるを得なくなったことを彼はファンに詫び、こんなメッセージを発信した。「何事も人生経験と考え この新しいブルースを楽しむような気持ちで 治療に専念できればと思います」そして、最後に「いつかまた会いましょう!夢を忘れずに!」と締めくくった。新しいブルース!そして夢を忘れずに。またきっと会える気がしてきた。忘れてはならない自分の夢…なんだろうな。スターはとかく「夢」というコトバを使う。かんたんに「夢をあきらめるな」とか「STAY DREAM」とかかっこよく言い放つ。一方で「夢はなんですかと聞かれることが この世で一番怖く思えた」などとも歌ってみたりもする。おっとこれは、清志郎の歌ではありません。さて、誰の歌でしょう?