歩み
そろそろ1歳5ヶ月を迎える次男坊がようやく歩き始めた。13センチのミニミニスニーカーを履いて、ひょこひょこと両手でバランスをとりながら…見ていてヒヤヒヤ危なっかしいけれど、七転び八起きで、それでもかなり長いこと前進する。たくましい。自分の足で立ち、前へと進める喜び。開けた視界。歩くだけで精一杯なくせに視界に飛び込んでくるもの全てにいちいち反応しては立ち止まり、振り返り、気をとられ、何かにぶつかって足とられ、転んで…その手の先のものの感触をしばし楽しみ、何もなかったかのように立ち上がり、再びえいやと歩き出す。そういう姿をただただ私はそばで見つめている。ゆっくりゆっくりと時間が流れてゆく。桜はあっという間に咲いてあっという間に散った。今年の桜を複雑な想いで眺めた人は多いことだろうどんな状況にあっても四季はめぐる。サクラサク。悲しい心で見た桜は余計に儚げだった。生きる希望に満ち溢れる小さな人がそばにいることで自然と力も湧く。けれど、ふと、小さな人の未来を想像してたまらなく怖くなったりもする。不安を悟られないように笑う。そんな春。とはいえ喜ばしい知らせが届く。石巻の一彩さんは、ご無事でした!車ごと津波に飲み込まれたけど、びしょ濡れになって必死で逃げて、がんばったそうです。幸いなことにご自宅は高台にあったので、なんとか住める状態で、地震から3日後に帰り着かれたとか。帰宅されてすぐ、あの額は割れてないかとお母様にたずねてくださったそう。先日、ご丁寧なメールをいただき、本当に嬉しく、安堵した。よかった!本当によかった!私も頑張らなくてはと筆を手に取る。地震の翌日、全線開通となった九州新幹線に乗ってみたり、久々に学生時代の友人と赤ワインを一本空けたり、あれこれと日々を楽しもうと思う。ツイッターにも挑戦してみたけれど、イマイチ使いこなせない。…が、いろいろともがいてみます。生かされている命を大切にしたいし、まわりの人たちのことも、もっと大切にしたい。このブログももっとマメに更新して、心を整理していきます。よろしくお願いします