幸福の青い鳥と剛の思い出グッバイ青春
【2019年5月の日記から】
※昨年に続き、今年も神幸祭はありません
ヤフオクで500円で落とした!
DVDはもっていたけど、先日の映画看板のイベントに参加したら無性にポスターが欲しくなったので。
37作の寅さんはなんと田川ロケでした。この時の私は中学生で、当時TBSドラマの親子ゲームでハモニカ吹いてひょうひょうとしている隣の兄ちゃん的な長渕剛に惚れ、スーパースターやステイドリームを聴きまくって70年代のメッセージソング的なフォークロックの世界まで遡りはじめた頃。その過程で自分が生まれた頃の安保、学生運動的なかなりディープな歌の世界にハマった。
80年代アイドルソングなジャニーズを卒業し、大人な階段をのぼりはじめたんやね。
さらに当時、千葉真一の弟子で女性アクションスターの先駆けとして大活躍していた志穂美悦子さんもそれはもう美しくてかっこよくて。えっちゃんの出演映画も追ったな。里見八犬伝、2代目はクリスチャン。。好きだった。
そんな2人の掛け合いを誰が最初に言い出したのか最高に息が合っていて、山田洋次監督が気に入りそのまま寅さんへ。
マドンナ役のえっちゃんの生まれ育った町が筑豊という設定で、田川伊田駅や嘉穂劇場もバッチリでました。しかも、長渕剛演じる青年は、鹿児島出身で画家になる夢を抱きながら東京で看板屋さんに住み込みで働いていてえっちゃんに出会い、互いの方言に気づき、ほう!あんた九州の筑豊ね!と喜び合うほのぼのシーンが好きです。
話は横道にそれるが、今になってあらためてハッとする。剛が演じた、親方に住み込みで働く看板絵師見習いは、まさしく田川が誇る現役卒寿の映画看板絵師・篠原光雄翁の修行時代の話にそっくりではないか!!凄い!
ちなみに篠原さんは特攻隊の生き残り。復員後、福岡市の看板屋さんに弟子入りし、中洲などの映画看板を描いていて、田川の映画館に請われそのまま田川の人になった。
さて話は戻る。
こちらの懐かしのポスター。
岩手より丁寧に梱包されて届いたのですが、なんとポスターの筒留には、その後の長渕主演映画、ウォータームーンのチラシが!!
これまた懐かしい!このとき、私は高校生。
飯塚セントラルまで見に行ったもんです。
しかも、この映画ロケでも、最終的にはカットされてしまったけど、田川の某窯元に、実際、長渕剛や松坂慶子が来て撮影が行われたことが後から新聞に載ったんです。その頃、原チャリ通学だった私は、学校終わって1人その窯元を探り当て、その時の写真と、剛が捏ねたという指紋付の陶土をもらって帰ったんです。
今考えてもすごい行動力だわ。
我ながら感心しつつ、懐かしい思い出を巡らせている午後でした。
さあ、明日は神幸祭。