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語りと筆しごと~書家香玉のうずまき帖

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2011年12月13日
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先週の金曜日、大好きな奥田民生さんの福岡ライブに行ってきました。
鳥肌モノのギターテクニック、力強くて優しいあの歌声。
日常を忘れ、思いっきり民生ワールドに浸りたいためにいつも一人で行きます。
光に満ちたステージをまっすぐに見つめ、いまそこにいる民生さんを感じ
一緒に歌い、リズムを刻み、飛んで跳ねて笑って泣いて、もうこれ以上ない
というくらい楽しみました。

まだまだ余韻が続いております。
実はあの日、一緒に歌いながら知らず知らずと涙がつたってきました。
なんの涙かと自分でもちょっと驚いたのですが、よくよく考えると…
去年、2010年の11月14日にも福岡の同じ会場で同じように民生さんのソロライブがあって
それは楽しみにチケットも買って待っていたのですが、その日はちょうど日曜日で
なんとなく故郷で入院している父が待っているような気がして
なんとなく弾け飛んでいる場合ではない気がして
急遽、土曜日から実家に帰って、日曜日の夕方近くまでたっぷりと父のそばにいたのでした。

父はそれは喜んでなんだかいつも以上にニコニコしているように見え、冗談も飛び、歌まで歌ってみせ
やっぱり行って良かった~と思いながら福岡へ戻る途中、まだまだ盛り上がっている様子の会場を横目に
ちょっと恨めしい気分にもなりましたが、いやいやこれで良かったのだと言い聞かせ、帰宅。

いや本当なんです。まさかと思いましたが父は翌日に危篤に陥りあっという間に逝ってしまいました。

そんなこんなの今年だったのでした。
もう立ち直れないというくらい落ち込んでいたのに、それでもこうやって
弾け飛んで笑えるようになっている自分が不思議で滑稽にも思え、でもこれで良かったのだと。

それぞれにみんな何かを抱えて集まっているのでしょうが
毎年同じようにこうして揺るぎない仕事をしてくれ
ここに集めてくれて歌ってくれる民生さんにも心からありがとうが言いたいです

そう思って、この名前詩を書いてみました。
名字にはそれ自体に意味があるからバラすのは難しく、通常はフルネームではお作りしませんが
なんとか想いがカタチになりました。393582_151978831576139_100002920682117_234980_1865723984_n.jpeg





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最終更新日  2013年10月24日 13時14分53秒
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