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語りと筆しごと~書家香玉のうずまき帖

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2020年09月14日
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カテゴリ:Name's Story
世界でひとりだけのあなたのために、
その愛おしいお名前の文字から紡ぐ物語「Name's Story」




こちらは赤ちゃん誕生の際に、床の間などでよく目にする命名の紙。


成長ののちも長くいつまでもさりげなく飾っておける記念品ができないものかと
15年前に、ポストカードサイズの【Name's Story】額は生まれました。
実際、普段はお子さんの勉強部屋に、成人になって家を出るときは持たせたいとか
自身のエールのためにと注文いただいた成人男性は墓場まで持っていきたいといった
嬉しくありがたいお声までいただいています。




当初は、額よりも中身で勝負。発送のし易さ等お届けスピードを優先しごく簡易的な
ペーパーフレームにお入れしての注文からスタートしました。




だんだんとお客様の広がりを感じはじめた頃、より保存性に優れたものをと
あれこれ市販の額を試したのち、手頃な値段でありながら他にはない上質なつくり
洗練された色使いが魅力の現在のフレームに辿り着きました。



詩の雰囲気に合わせての色選びはとても楽しく、還暦の御祝には赤、古希の御祝には紫
とある高校のダンス部の卒業御祝として一度に20人分を制作したときには、それぞれの衣装の
テーマカラーに合わせて発注したりと本当にこれまで数えきれない程のName's Storyを
彩ってもらいました。



もちろんこのカラフルシリーズはこれからも続けていくつもりなのですが、実はこのたび
風香堂15周年にふさわしく、はじめて、額縁専門店様とコラボしてのオリジナル額が
新たに誕生することとなりました。

オリジナル額の制作を引き受けて下さったのは
私が生まれ育った福岡県川崎町で40年以上続く老舗「ヒロタキガクブチ有限会社」様です。



川崎町では、3年程前から、ふるさと納税の返礼品としてName's Storyを使っていただいて
おりましたが、このたび、もっと地元との関わりが深いものが作れないかと役場を通して
お話いただき実現する運びとなりました。




いつもなら市販の額に合わせて大きさを調整しながら書を書いていたのですが
今回は私が使用している和紙はがきの大きさ、私の字の配置に合わせて専用のマットを切って
いただくことから始まり、二代目・廣瀧学社長にあれこれと私の希望する雰囲気を伝え
ポストカードサイズのName's Storyシリーズにふさわしい専用の額を提案していただきました。






カラフル額よりも一回り大きな余裕と、シンプルでどんなインテリアにも馴染む無塗装の木枠。
さすが専門店、丁寧で上品なつくりがとても素敵で一目で気に入りました。



裏には、大好きな深緑色のスタンド。発送が主となるため破損の心配のないアクリルガラスを
使用しており言うことなしです。



どうしても色が欲しい方にはマットの色で変化をつけることも可能です。






様々な額の形状が並ぶわくわくする店内を眺めながら、もっと早く出会えたらよかった!と
心から思いました。
高校生まで川崎町で育ちましたが、書家であった父はいつも飯塚にある書道用品専門店に表装を
依頼していましたので、同じ町内にある額縁屋さんを知る機会はほとんどありませんでした。
川崎町の文化祭を見てもわかりますが、田川や筑豊には絵や書や陶芸、木工など芸術を愛する人が
とても多いように思いますし、特に絵画の分野では多くの作品を目にする機会があったように
思い出されます。だからこそこのような老舗の額縁屋さんが町に息づいているのだなあと今更
ながら感慨深く思えました。







そんなこんなで誕生した新製品は来月よりご注文を受け付けられるべく準備を進めたいと
思っています。どうぞご期待ください。






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最終更新日  2020年09月16日 09時34分02秒



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