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テーマ:ふるさと納税(8989)
カテゴリ:書家として
書家の香玉です。故郷・福岡県川崎町のふるさと納税返礼品としてオリジナルの名前詩作品を制作させていただいて5年目の夏となりました。
同じ川崎町のケーキ屋さんなどは名物のふわふわシフォンケーキが大当たりで毎度注文殺到、ひとりの手でやっているオーナーのかよさんが毎日寝る間も惜しんで忙しくケーキを焼いているそうですが、一方の私は相変わらずです。 とはいえまったく注文が来ないというわけではなくて、時々思い出したようにぽつりぽつりと来る程度。なんとか細々と続いています。 注文をいただいて、オーダー内容の確認のやりとりをして、内容を考えて制作をして、、とやりとりに大変時間がかかるものなので、殺到されても困ってしまうから、ちょうどいいといえばちょうどいいし、もう少しご縁が広がればなと思ったり思わなかったり。 コロナ不安がなかなか終わらず、まず生きていくために必要不可欠なものが優先される傾向が続く中、書画やアート作品などはなくても困らないわけです。 しかしながら一方で、こんなときだからこそ心の拠り所が、支えとなるものが、心の交流のきっかけとなるようなものが、欲しいという切実な方がいらっしゃるのも事実。 私のささやかな仕事にもそんな想いを寄せてご注文下さる方が確実にいらっしゃいます。 最近の傾向として、30代~50代くらいの働き盛りの男性が、自分への励ましにとご自身のお名前でオーダーしてくださる例がとても目立ちます。 レビューにもあるように、額を受け取って「生きている実感がわいた」や中には「墓場まで持っていきたい」といわれる方も。 こちらまで胸が熱くなります。細々とでも続けていてよかった、がんばろうとレビューを時々読み返しながら私自身も鼓舞しています。 考えてみれば、武士の時代から、士気を高める言葉を幟にしたり、立身出世を願ってその名に想いを込めるのは圧倒的に男性ですよね。 私の字は時々、男性が書いている?と思われることもあるのですが、強さと優しさを同居させて誰にでも読みやすい、またその言葉の意味がすうっと心に入って、語り掛けてくるようなそんな書作を目標に、これからも鍛錬を続けたいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022年07月17日 11時58分43秒
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