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長野の安曇野は、小さな美術館
が点在しているアートの町。
その中にある「碌山美術館」は、
とくに素敵な美術館です。
ここには“日本のロダン”と呼ばれた彫刻家
荻原碌山の作品や高村光太郎の作品等も
数多く展示されいますが、
「碌山美術館」といえば、
その建物の美しさでも有名。
古い煉瓦作りの建物は、
チャペルを思わせる静かな佇まいで、
建物には蔦が絡まり、
近代建築にはない趣があります。
また、ここにはちょっとしたところにも
素敵な細工が施されているんですよ。
例えば“グズベリーショップ”のドア。
木造のドアには、鉄製の大きな星の飾りが
付いていて蜥蜴の形をしているのは、
ドアノブ。
ドアにかけられた古くて大きな鍵も、
なんだか怪しげで私好み。
見落としてしまいそうな蜥蜴のドアだけれど
時間を忘れて見入ってしまうくらい
なんとも不思議で、
とっても素敵なドアなんです。