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祝祭男の恋人

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Apr 6, 2005
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カテゴリ:映画をめぐる冒険
―――さて、今日で休暇が終わる祝祭男さん、こんにちは。

祝祭男】 あなたもこんにちは。

―――今日はどんな一日でしたか?

祝祭男】 今日はね、『エターナル・サンシャイン』
って映画を見ようと思って池袋に出たんです。
そしたら時間を間違えていて、一時間早く着いてしまった。
じゃあ映画前に腹ごしらえをしておこうって、
ロマンス通りをぶらぶらしていたんです。
で、そこでなかなか美味しいイタリア料理屋を見つけた。
これはもうヒューイ!って感じでしたね。
パスタの美味しい店を見つけると文句なしに小躍りしたくなる。
どうもそういうことになっているみたいなんです(笑)

―――それはそれは。で、映画の方はどうだったんです?

祝祭男】 うん、
で、こっちはもう本当にびっくりしちゃったっていう感じですね。
実に良い映画でした。よくできている。
何かすごいぞすごいぞ、っていう風にグングン引き込まれてしまいました。
端的に言って「美しい」映画です。
ジム・キャリーってこんなにいい役者だったんだって思いましたよ。
映像もなかなか厚みがあって隈取り濃く見えましたし、音楽もよかった。
映画が終わってすぐにサントラを買いに走りました。

―――別れた恋人同士が、相手の記憶を消去するっていう話ですよね。

祝祭男】 ええ、そういう業務を請け負ってる会社があるんです。
とにかく、『脳内=記憶の世界』の描き方っていうのはずば抜けて秀逸、
というか、この掴み取り方、この描き方はちょっと新しいぞって思いましたね。
非常に奇想天外でユーモラスなんだけれど、もの凄い現実味がありましたね。
『we have a history』って科白が出てくるんですけどね、
字幕では『不倫をしていたんだ』とか、そんなことでしたけど、
この科白文字通り受け取ってみても、なんかすごい科白ですよね。
『記憶=人生=美しい砂の城』っていう風に見える。
人生っていうのは、莫大な精力と情熱を乱費して作られる蜃気楼なのか
っていう想いが美しさとなって伝わってくるんです。

―――全く話が見えてきませんけれども

祝祭男】 まあ、話は見れば判るんで、見て下さい。
個人個人にとっては自分の記憶ほど、大切なものはない。
でもそれが他人には全くどうでもいいものでしかない。
そういうのって面白いですね。

―――そりゃそうですよ。他人の記憶なんて興味ないな。
それにしょせん記憶は記憶でしかないでしょう。要するに過去の集積だし。

祝祭男】 いやいや、そうとは言い切れないと思いますね。
というのは『記憶』、というものと『想像力』
というものの境界ってのは実に曖昧なものだと思うんですね。
お互いが補強し合っているところもある。
記憶は書き換えられる、って言うでしょう?
つまり「記憶とは過去の現在である」という考え方ですよね。
そして未来のことを我々は想像するでしょう?
そうすると『記憶=想像力』ってものが未来自体を作る部分もあるんですよね。

―――うーん、それは言葉の綾でしょう

祝祭男】 どうなのかな。
で、話がちょっと飛ぶんだけど、
例えば小説を書こうとか、映画を撮ろうっていう欲求の母体にはね、
結構この過去なりなんなりを『再現』したい、
っていう衝動が大きいんじゃないかって思うんですよ。
とにかく『過ぎ去ってしまったもの』、『失われてしまったもの』
を『再現』してやろうっていう気持ちがある。
これは一体何なんだろう?って思うんですけどね。
もちろん過去を正確に『再現』することはできっこないんだけど、
むしろその誤差とか、捏造が快感だったりね。
そういう風にしていろんなものは作り出されていると思うわけなんですよね。
だから、この『エターナル・サンシャイン』っていう映画を、
私としてはそういう部分を喚起させる映画として見る。
そして、単にその観点だけにとどまらず、
なかなか素晴らしい映画だと思ったわけなんです。

―――はあ、なるほど。
ちょっと今日のその話を、今度もう一度整理してから説明して下さい。
一気に聞いてもよく判らないな。まあ、とにかく私も見てみます。
じゃ、今日はこのへんで、
それではまた!



          聞き手 祝祭男の恋人





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Last updated  Apr 7, 2005 01:08:40 AM
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