|
テーマ:最近観た映画。(39839)
カテゴリ:映画
前売り券をいくつか買っていて、それを消化したかったんですけど、うまく時間が合わずにどうしようかと思いながら、気になっていた映画のことを思い出す。それが「暗いところで待ち合わせ -Waiting in the Dark-」。 この映画は乙一(おついち)の小説を映画化したものなんですが、乙一の作品を映画化したものとしては、「ZOO」があり、5話のオムニバス映画だったんですが、変わった話ばかりで面白かったんで、興味を持ってました。 そしてちょっと前偶然、「暗いところで待ち合わせ」の小説を友達から借りていて、「お、あの乙一の作品か~、そのうち読もう」と思いながら放っぽらかしてたんですけど、偶然東京に居るときに読み終わって、とっても面白かった。本の帯に「11/25から映画公開!」って書いてあって、「映画化するんだ~。でもマイナー系だから青森では観られないんだろうな~」と諦めてたんですけど、東京居るし、ひょっとしたらまだ公開してるかな?と調べてみたら「シネ・リーブル池袋」で22日まで公開となってたんで、お!これは観るしかない!と急遽観ることに。しかし、事前に話を知ってる映画を観るのは私的には珍しい。普段あんまり本を読まないもので。 話としては、あるローカル線の駅の側の家に、交通事故で視力を失った女が1人で暮らしていた。ある日、その駅でホームから人が突き落とされて列車にはねられ、死亡するという事件が起きる。その場から逃げ出した男が指名手配されるが、その男は密かに女の家に忍び込んだのであった。女は目が見えないので気がつかない・・・という感じ。 感想としては、面白かった。今回は原作をあらかじめ読んでいるんで、そういった視点での感想になります。まず、主人公の目の見えない少女を田中麗奈が演じてるんですが、まさにイメージ通りだなと。そして、原作の「目の見えない女の家に他人が忍び込んで一緒に暮らす」という設定自体が、よくこんな事思いつくな、という感じで面白かったんで、それをどう映像にするんだろうか、と興味があったんですが、映画ではお互いの心理描写はナレーションを入れたりせず、演技で観て貰うって感じになってました。ほほ~そう来たかと。しかし1点だけちょっと気になる点があって、忍び込む男の方は「大石アキヒロ」と原作では日本人だったんですが、映画でも名前は同じですが母親が中国人でハーフという設定になっていた。男が職場で孤立するのはそれが原因みたいになってたけど、それは原作通りに日本人の方が良かったと思うんですけどね。 この映画に関しては、原作を読まずに先に映画を観た方がいいかな~、と思います。知ってても原作との比較で楽しめる事は楽しめるんですが、ちょっとおとなしめな映画なせいか、展開を知ってるんでちょっと眠気が出てきたところも。話知らない人だと、原作を読んだときの驚きと同じように感じると思うんで。話は良くできてますし。やっぱり乙一の話は面白いな~、とこの映画を観ても思いました。11/25から公開してるところは今週末で終わっちゃうのが多いようですが、これから公開の地域もあります。お近くで上映されてるなら是非観に行ってください。オススメ! 夜の連続BLOG小説 六ヶ所村にある「六ヶ所原燃PRセンター」に潜入したときの模様を。「原燃って結局なんなの?六ヶ所原燃PRセンター潜入 その3」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[映画] カテゴリの最新記事
|