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Ventの徒然日記

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2010.03.04
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カテゴリ:読書録


サブプライム後の新資産運用


1.常勝のポートフォリオ
 a世界経済の拡大期には積極的な運用をし、後退期には安定的活防衛的な運用をする。
 b世界の景気動向と相場のトレンドを捉えながら、ポートフォリオ(資産配分)を柔軟に変えていく。
  ・世界経済の大きな流れに従うこと。
  ・経済が良いときは株式を中心に保有し、経済が悪いときは株式を全く持たない。
  ・ポートフォリオには、債権の変わりに外貨預金を組み入れる。
  ・20年~30年の期間では、大きな円安の流れにある。
  ・インフレの前半では株式の比重を高め、インフレの後半では株式の比重を減らす。
  ・世界の政治や金融の情勢が混迷して金融市場の方向性が予測できなくなったら、金融資産を現金化することでリスクを抑える。


2.円だけの運用はリスクが大きい
 a日本の将来を考えると、円だけで金融資産を持つことはリスクが大きい。
 b金融資産は複数の通貨に分散して持つことで大きなリスクを回避できる。
  ・日本は、人口減少により、遅くとも10年以内には構造的なマイナス成長時代に入ることが予想されている。
   *他の国の通貨に対して、円が安くなる傾向はすでに決定付けられている。
   *円資産は、長い期間をかけて徐々に目減りしていく可能性が高い。
  ・製造業の主力工場が破壊されるほどの大地震の発生と同時に、世界の金融市場では「日本売り」が始まり、株価、債券価格、円相場のすべてが大暴落をし、多くの日本人が金融資産の大半を失うことも予想される。
   *食料価格の急騰が懸念される。
   *悪性のスーパーインフレが発生する。(地震・国家の破産のとき)
  ・日本の、国家破綻のリスクは年々高まりつつある。
    →国家破綻に対して、外貨を持つことが最大のリスク回避になる。

3.新しい資産運用の形 ~外貨預金と株式~
 a外貨預金と国内株式(一部外国株式)の組み合わせは、低成長時代の日本だからこそ有効である。
 b新しい資産有用方法は、外貨預金で日本固有のリスクを抑えながら、外貨預金と国内株式(一部外国株式)の両方で大きなリターンを目指す方法である。
  ・資産運用で日本固有のリスクを回避するため、「外貨預金」と「株式投資」を組み合わせる。
  ・外貨預金を7、国内株式を3にした場合が、最もリスクの低減効果がある。
  ・日本の低成長またはマイナス成長時代の到来を考えると、世界経済に関係なく、外貨を保有すること自体でアドバンテージを持ち続けることができる。
  ・金融情報がこれだけ氾濫している中で、運用をプロに任せる必要はほとんど無い。

4.相場のトレンドを捉えて「捉利」を実践する。
 a経済と相場の大きなトレンドを捉えることで、「捉利」は実践できる。
 b3つの相場のトレンドは図形で理解すると覚えやすい。
  ・上昇トレンド
   下値支持線を上回り、以前より高い天井と高い底が確認できる限り、上昇トレンドは継続する。
  ・ボックストレンド
   上値抵抗線と下値支持線の範囲内で相場が推移していれば、ボックストレントは継続している
  ・下降トレンド
   上値抵抗線を下回り、以前より低い底と天井が確認できる限り、下降トレンドは継続する。

  ・大きな経済動向とその時々の相場のトレンドでは、経済動向を重視したほうが安全

5.日本株式の押さえるべきポイントは2つ
 a日本株の動きは、日銀短観と外国人の売買動向2つを抑えれば予想しやすい。
 b日本株のトレンドは、外国人の売買動向から簡単に予想できる。
  ・日本株式の押さえるべきポイントは「日銀短観」と「外国人の売買動向」
  ・「日銀短観」
   日経平均株価と日銀短観の業況判断指数の連動性は非常に高い。
   大企業の製造業の業況案段指数が日経平均株価に与える影響は最も大きい。
   日経平均株価は、株価が高い一部の値がさ株の価格変動に左右されやすい。
  ・「外国人の売買動向」
   日本株の売買代金シェアの大半を外国人が握っているため、外国人が買えば株価は上がり、売れば下がる傾向が鮮明になっている。
   上昇トレンドが始まる直前or同時に、外国人の買い越し額が急増する。
   下降トレンドが  〃  or 〃    〃 売り越し額が急増する。
   そして、外国人が1回大きく買い越すと、その後も株価は上昇を続け、1回大きく売り越すと、その後も株価は下落を続ける。







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Last updated  2010.03.04 23:13:07
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