3/30 No Name Hoses at Blue Note 東京 2nd set
Blue Note 東京 20:30~ 木幡光邦、エリック宮城、奥村晶、岡崎(名前忘れた) (trumpets) 片岡雄三、中川英二郎、山城純子 (trombones) 三木俊雄、岡崎正典、近藤和彦、池田篤、岩持芳宏 (Saxes) 中村健吾 (bass)、高橋信之介 (drums)、小曽根真 (piano) 1:(忘れた....) 2:Stepping Stone 3:Portrait of Duke 4:You Always Come Late 5:Reconnection アンコール:ラプソディー・イン・ブルー No Strings Attached ブルーノートに行ったのは、ひょっとすると1年振りくらいか? 小曽根誠をライブで聞くのも久々。正直、今回は見送ろうかとも思っていたのだけど、どうせなら纏めて予約します?というお声掛かりがあって、お願いしていた。 いやぁ、来て良かった~。密度の高い演奏でした、本当に。 こうやってみると7曲しかやってないんですが、本来のセットだけでも5曲で1時間を越える内容。しかも、No Name Hosesの演奏は、「ビッグバンド」と聞いて思い浮かぶような、ある種アバウトな要素はなし。前回は、もう少しラフな余裕みたいなものも見え隠れしていて、それはそれでよかったんだけど、今回はかなりタイトな音楽でした。 決してスクエアなんじゃないんですよ。3曲目、エリントンの作品を下敷きにしたところから書いたというPortrait of Duke とかはちゃんとビッグバンドの香りがするし、その次のYou Always Come Late なんかはとてもユーモラスで、楽しい。 でも、そういうこととは別に、ユーモラスだったりはするんだけど、集中力が高いというのか.... 5曲目のReconnection など、箇所によっては、ビッグバンドなんだけど、サックスやトランペットがソロを取ってるところが、まるでワンホーン・カルテットのような演奏を聞かせたりして、聞いてる方も思わず引き込まれてしまう。やっぱり上手い人達の演奏ってのはいいもんですねぇ。 何と言っても本日のスペシャルはアンコールの「ラプソディー・イン・ブルー」。 凄いですよ~ 何せ、あの曲、ストリング抜きでやっちゃうんですからね。 内容的には、原曲をなぞりながら、あっち行ったりこっち行ったり。何せ原曲が15分程度の曲が、何故か25分掛かってますから、バリエーションも多いし、面白い。弦五部が無い中で、よく出来た編曲です。ピアノも随分頑張っていて、原曲の雰囲気は崩れませんでした。 ビッグバンドをバックにラプソディー・イン・ブルーというのは、以前山下洋輔もやってましたが、こちらは何と言ってもビッグバンドの集中力、密度がかなり高い。ちょっとこんな凄いのはなかなか聞けないんじゃないかな。 以前、小曽根さんにサイン貰った際、「ラプソディー・イン・ブルー録音しないんですか?」とお尋ねしたことがあって、「うーん、その内」なんて話をされてましたが、これはやはり、次のNo Name Hoses のアルバムで録音するんではないかいな? 奏者一人一人もいいんですが、中で言えば、やはりエリック宮城。トランペットの音が一人半歩先に居る感じですね。音が違います。 まぁ、やはりわざわざ来た甲斐がありました。次はGWで、即興演奏が待ってます。楽しみだ...