●ナギ

　さっきまでいた大地から、どんどん遠ざかっていく・・・

　故郷の星が、みるみる小さくなってゆく・・・


　戻りたい・・・

　でも、どのようにしたら戻れるのか、分からない・・・



　　ハヤテ-----







●ハヤテ

地上。

空の彼方に消えていった宇宙船。

それに乗っていたナギを心配するハヤテ。


　このまま放っておこうものなら、恐らく二度と彼女に会えない・・・




　　お嬢さま-----







悲嘆に暮れるハヤテ。

ふと彼の後ろから、伊澄が現れる。

ハヤテの頬をつたう血をなめ、神秘の力を取り戻す彼女。

回復したての力を込めて、ハヤテをナギの元へと転送する・・・・・










●ナギとハヤテ

　けんかしたまま、会えなくなってしまう・・・

　母のときと、同じように・・・


絶望に打ち拉がれそうになるナギ。


そんな彼女の前に突然現れるハヤテ。


互いの存在を確認するふたり。


確認するや、先に相手を抱きしめたのはハヤテの方。



　



そのままハヤテはしばしの間、ナギの制止の声も聞かずに、強く、強く彼女のことを抱きしめていた・・・・・。













・・・

ハヤテの後に、同じように転送されてきた宇宙人・マヤ。

彼女によって、ふたりは無事に地上に戻される。


そのわずかな間、ハヤテは声を耳にする。聞き覚えのない声。

呼べば本当にどんな所にでも、来てくれるのね。

あの子はわがままで自分勝手で、

そのくせ寂しがり屋で泣き虫だけど・・・



ナギの事、よろしくお願いね。

･･･戻ってきたのは、お墓の前。


その墓に刻まれていた名、"さんぜんいん ゆかりこ"・・・・・
















・・・・・
今回の副題「ほしのこえ」、月刊アフタヌーンの漫画連載で読んでましたですよ。

そのアンニュイーな感じが記憶にくっきり残っていたもので、そういう方向でアンニュイーに流しました。

なのでいつもと違います。雰囲気が。

本来ならば桂先生メインに書いちゃうわたくしですが、やむなくごっそり除きました。やむなく。


そういうものの回収とかは次回にまわすとして、とりあえず次はそういう回収のきくおはなしであることを切に願っていますです。




トラックバックお送り先

３６０度の方針転換　こいんさま
わたくしたちのとってもかわいいナギお嬢さまにおもいっきし抱きついても、結局許されてしまうハヤテくんに、いつも以上に嫉妬してくださってます。

星の海へ行こう！　戒斗さま
宇宙船をいきなり運転できた桂先生のすばらしさに感服なさっています。

tanabeebanatの日記　tanabeebanatさま
抱きしめたついでにケツをもんでたハヤテくんの描写を見て、畑先生のオケツへのこだわりをしみじみ感じていらっしゃいます。

ライク･アライブ　橙馬そうまさま
必殺技を使わずしてして猛者・桂先生を打ち砕いたハヤテくんの成長っぷりにカルク唸ってくださってます。














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