コート姿もとってもかわいい梅香ちゃん。



冬休み。

美術部の活動につきあわされるハチベエ。

たどりついた場所は、人里離れた山奥の洋館。



　
　カッコイイ洋館にわくわくしちゃうかわいい梅香ちゃん。



そこでこれから起こる悲劇を、かれらは、まだ知る由もありませんでした・・・。













・・・

話を戻して、洋館の持ち主は美術部の先輩である人形作家・三ツ矢ラモン。そしてその妻・静香。


　
　人形作家・三ツ矢夫妻



夫妻は渋沢氏らを確認するや、中のパーティー会場へと暖かく招き入れました。


会場では、豪華な料理が並び、正装をした紳士淑女が、優雅に会話を楽しんでいたのでした。



　
　豪華なパーティーに素直に驚くかわいい梅香ちゃん。





場も賑わってきたところで、いよいよメインイベント・ハンス・ベルクマン「マルガレイテ四姉妹」の御披露目が執り行われるのでございました。




マルガレイテ四姉妹


20世紀初頭にドイツで活躍した人形作家・ハンス・ベルクマン。

彼の作品・マルガレイテ四姉妹人形。

これらは、人形愛好家の中では伝説とされている人形であるとかないとか。


そして、何がスゴイかって、このお人形さんたち、しっかりちゃっかりステキパーツを持ってたりするところ。

そりゃあもう、サニーちゃん型足やら、ダンヴェルス嬢型手やら、オパイやら、くびれやら。


　
　ステキパーツを拝めたことに感動するハチベエと、
　傍観するかわいい梅香ちゃん。




で、自らの持つマルゲレイテこそが一番であると、いがみ合う人形の持ち主さんたち。



　

　




みんなこんなにもムキになるほど素晴らしい四姉妹お人形だったりするわけですが、もともとは１体の人形だったとのこと。

ベルクマンが、最初の妻・マルゲレイテを若くして亡くしてしまった悲しみのあまり、彼女を模して作ったものが元々のオリジナル。

しかしあまりの完成度の高さに、その人形を見るたびに悲しみ、思い詰めた彼はとうとう人形を手放してしまう。

その後、人形は行方不明となり、再び世に現れたときには、４体になっていた・・・。

渋沢氏たちがそんなん話で和んでたところで、急に停電になったりとか。

ふと上の窓を見ると、そこには、なんだか不気味なじいさんが!?




ハンス・ベルクマン!?




「ーー迎エニ 来タヨ・・・
　
　我ガ 愛シノ マルガイテ・・・・・」


そう言って、このベルクマンらしきじいさんは、三ツ矢氏、矢巻氏のマルガレイテをそれぞれ爆破、放火してゆきました・・・。



しかし、ベルクマンはもう50年も前に亡くなっているハズ・・・。

だとすればこれは、彼の亡霊の仕業なのだろうか!?


　
　オバケの仕業に恐れおののくかわいい梅香ちゃん。



ここで渋沢氏、現場を見て、鋭く考察するのです。


爆発した人形からは火薬の臭いがしたし、放火されたものからは油の灼けた臭いがする・・・。

そう、これは他の誰かの仕業によるものだと・・・!!




改めてじっくりと、現場を、被害を受けた人形を見る渋沢氏。

そして彼は、とうとうそのトリックに気がつくのでした。


　
　何かが分かった渋沢氏と、かわいい梅香ちゃん。





　　いや、まだハッキリと確証はつかめていないが・・・

　　犯人は必ずこの中にいるハズだ!!






　
　使命に燃える渋沢氏と、かわいい梅香ちゃん。




さあ次回、渋沢氏はどういう風にエレガントに事件を解決してくれるのか、パゥワだけが頼りのハチベエに果たして活躍の場は与えられるのか、また、かわいい梅香ちゃんは次回も存分にかわいらしくしてくださるのか、そのへんに注目しつつ、ゆっくりまったり待ってましょう。

















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