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寮のみんなは出払って、その日はハチベエさんとふたりきり・・・。
これは、最近桜子さんに傾いているハチベエさんの心をググッと自分に寄せる大チャンス。 なので弓雁ちゃん、超がんばりました。 ●超がんばった弓雁ちゃんその1・お料理。 超頑張った甲斐あって、「美味しい」とか言いつつ喜んで食べてもらえました。 超うれしいっ。 ・・・でも、ここまでは予想の範囲内。そう、次からのアレで、こう、ハチベエさんの心を鷲掴みにしてしまうのです・・・!! ●超がんばった弓雁ちゃんその2・映画。 うまい流れで彼をデートに誘い出せた弓雁ちゃん。 目指すところは映画館。 そう、全身のあらゆる汁が全開にあふれ出てきてしまうくらいに甘ったるい超絶ラブストーリーを小粋に眺めたりして、話をダイレクトにそっち方向に切り替えて、その勢いのままガバッとイク、これすなわち王道。 ・・・しかし、しかし弓雁ちゃん、その日が最終上映日だった交響新世紀エウレカゲリオン劇場版の看板を目にしてしまい、気が気でいられないままにラブストーリーの映画を消化。 しょぼーんとしている自分を見かねて、むしろハチベエさんからエウレカゲリオンを観に行こうとか誘われちゃったり。 超うれしいっ。 ・・・でも台無し。 ●超がんばった弓雁ちゃんその3・デパートでお買い物してそれ交換。 交換したものを1人の時に見たりすれば相手のことを思い出して、考えたりする時間出来ちゃったりするかも、などという思惑込めて、いざデパートへ。 早速、品物選びを開始。 そして、ハチベエさん選んできたもの、水着・・・。 ーーそう・・・ ハチベエさんが好きなのは私の胸・・・ とはいえ、自信を持って勧めたモノを拒否されて悲しむ彼を放っておけず、半ばヤケになりつつ水着を試着。 水着のおかげでステキなオパイが露出したため、エロイ店員に接客気取りでもみくちゃにされたりとか。 当然ハチベエ、シバきます。 「このエロ野郎がっっ! 揉まれた乳のキモチをキサマにも教えたらーーっ!!」 弓雁ちゃん、無言・・・。 ・・・ 帰宅。 弓雁ちゃんからもらった時計を壁に掛けつつお礼を言うハチベエに、弓雁ちゃんはつぶやきました。 「ーーうれしくないです・・・ ハチベエさんに助けてもらっても・・・ ちっともうれしくない・・・ 私のこと好きでもないハチベエさんに・・・ 大事にされてもやっぱり少しもうれしくないです・・・」 青ざめるハチベエ。 「な・・・ 何言ってんだよ 弓雁ちゃん!! 前にも言った通り、 オレは弓雁ちゃんのこと 大切に思ってて・・・」 「ーーうそ・・・ うそですよ そんなの・・・」 そうして、彼女は彼を押し倒すのです。 ハチベエさんは私の胸ばかり見ている。 私そのものを見てくれていない。 今までそれでいいと思ってた。 ハチベエさんが私を大切に思ってくれてるならそれでいいって・・・。 でも・・・ やっぱりそれだけじゃ嫌。耐えられない・・・。 なんとも詰まった表情をするハチベエ。 そんな彼を見て、弓雁ちゃんは・・・・・ ギャワーー、諸君らの愛してくれた弓雁ちゃんが、なぜぇーーーっ!!? おもろかったら押してください。コメントなんかもしていただけると嬉しいです。 web拍手 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
May 22, 2007 11:45:45 AM
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