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次の日。朝。
私のファーストキスの相手が、私の好きな相手だった・・・。 だから、後悔していない・・・。 あまりロマンティックじゃなかったけれど、決して後悔していない・・・。 そんな感じで幸せそうに微笑みかける弓雁ちゃん。 しかし、その微笑みを向けられたハチベエは、笑い返せるわけもなく・・・。 何も言えず、悩み悩んでいるうちに、桜子さんが帰って来ました。 彼女はおみやげとして、実家で作ったお好み焼きを持ってきていました。 そして、 喰う弓雁ちゃん。 朝からお好み焼きとか食ったりしたら、胃がもたれて仕方がないとか屁理屈こねて、ハチベエには決して食わせなかったり。 さて、そんなんわけで、いざホントの朝ご飯を食いに、食堂へ。 するとそこには、ンモウこの上なくウマそうな、桐乃謹製朝ご飯が、ズラリズラリと並んでいたり。 そして、 喰う弓雁ちゃん。 料理は美味しいけれど、あまり栄養のバランスを考えていないとか屁理屈こねて、ハチベエには決して食わせなかったり。 で、ハチベエには、自分の作って食わせようとかするのでございました。 ・・・あからさまに敵意むき出し全開ちゃんな弓雁ちゃん。 寮のなかには、不穏な空気が漂い始めておりました・・・。 ・・・ この変な雰囲気を感じ取り、その原因をいち早く察知されたつばめ先生、素速くハチベエを連れだし、そして彼に取るべき態度を質すのでございました。 そう、「好きな女がおるなら今のうちにハッキリ伝えた方がええ!!」と・・・。 しかしハチベエ、屈しませんでした。 彼は言いました。 「オレ好みのパーツを持つ女の子達はみんな優しくて楽しくて、 愛すべき女の子達ばかりで・・・ オレは誰ひとり泣かせたくない!! みんなが仲良く笑ってほしい、 幸せでいてほしい・・・ それがムリだっていうなら・・・ それでも陰で誰かが泣くっていうのなら・・・ ーーオレは・・・ 誰も好きにならない方を選びます!!」 ・・・ この一部始終を実はこっそり覗いていた弓雁ちゃん。 ハチベエが去っていったあとで、彼女が居たのを知っていたつばめ先生に、諭されるのです。 「ーーったく、ありゃやっぱホンマモンやなあ、弓雁!」 ・・・ その夜、朝の自分のひどい態度を詫びた弓雁ちゃん。 そして、仲直り。 仲直り記念で、その日はスキヤキ。 スキヤキといえば、そう、肉。 しかもそこに投入されてたお肉ってば、天下の松阪牛。 肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉肉。 肉!! 桜子さん、肉が減るから野菜を食えとハチベエを叱るも、やめる気配なし。 そして・・・!! 肉!! 桜子さん、肉が減るから分身禁止と桐乃にわめきたてるのも、やめる気配なし。 肉!! ・・・・・ そういうわけで、元の鞘に戻ったかんじ。 さあ次は、みんなが待ちに待った、デブだ!!!!!! おもろかったら押してください。コメントなんかもしていただけると嬉しいです。 web拍手 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
June 16, 2007 12:20:41 AM
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