大晦日。

それは、みんなと一晩中起きていても何も言われない、まさにステキの一言に尽きてしまうようなとても幸せな日。

当然、我らがハチベエも、このステキな日の計画には抜かりがありません。

そう、まずはみんなとパーティを開き、そのまま合コン的飲み会からゲーム大会と流れ、そして・・・

　
　グッバイベースボール!!


てな感じで、あたまんなかをお花畑で埋め尽くしつつ食堂に入ると、そこにいたのは女の子というよりは、なんかとっても怖そうなおにいさん方・・・。



　
　紅璃無斗(クリムト)のみなさん。


そこには、以前、ついうっかりフェチパワーが発動とかして総長とかを倒してしまった関東暴走連合・紅璃無斗のみなさんが大勢座っていてたのでございます。

ていうか、女子寮のみなさん、夏んときに続いて、今回も何も告げずに帰省してたりとか。


さて話を戻しまして、彼らが参上つかまつった理由なんですが、ただひとつ、その夜に行われるグラチャンに、是非ともハチベエの力を貸してもらいたかったから。

"グラチャン"というのが何のことだかサッパリなハチベエ、彼らに聞いてみるに、どうやら初日の出暴走のことらしいことが分かったり。


当然、そんなんやりたくない・・・。

なのでハッキリ断ろうとかしたハチベエでしたが、そんな彼に、ふと、一枚の写真が差し出されました。

それは、そのグラチャンにて最初にゴールしたチームに約束された、合コン相手のチームの写真･･･。









ハチベエ、脳内審査員、

　



さあ、そしてその注目の総合得点は・・・、


　
　グッバイベースボール!!






俄然、やる気になりました我らハチベエに、もはや怖いものなどありません。



ぶっこみスマイル。


さあ、勝てば、ステキパーツなステキレディースとステキ合コン。

めっさ気合いを入れて走り続けたハチベエ率いる暴走連合・紅璃無斗。

ライバルが邪魔しに来ても、警察さんがゴム弾とばしやクレーンつまみを出して来ても、決してかれらは諦めず、ただひたすら前へ、前へ、進み続けました。

・・・そして彼らは、栄光を勝ち取ったのでございます。














・・・

朝。全身包帯ぐるぐる巻きのハチベエ。

　

初詣に誘いに来られた桜子さんもあきれ顔。
彼を放って、さっさとひとりで初詣に向かわれたりとかするのでありました。




・・・さて、残されたハチベエはというと、






・・・・・ドンマイ。













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