ハチベエ、そのまま実家に帰っておりました。

そして帰るや、ずっと蔵に閉じこもったまま・・・。


そんなところへ、寮の方々、彼を連れもどさんと尋ねてくるのでありました。



で、蔵の前。

とりあえず桜子さん、


怒鳴ってみちゃった桜子さん。


・・・ノーリアクション。むしろ逆効果。

続いて扉を爆破とかして強行突破せんとした桐乃を、弓雁ちゃん、必至になって制止して、そして説得するのでした。

そう、扉を開く前に、"心の扉"を開かせなければいけないと・・・。

そして開始される、扉開かせ大作戦。





●その１、歌。

　

窓がちょびっと開いたりとか。ほんのちょっとだけ効果あり。




●その２、忍者。

　

ハチベエ、我をなくして扉全開。でも一瞬。すぐまた閉じた。

一方弓雁ちゃん、忍者の冒涜の報いを喰らえと言わんばかりに桐乃にシバかれかけたりとか。

そんなドタバタやってると、ハチベエから「帰ってくれよ」とぶっきらぼうな返し言葉・・・。


「頼むから今は・・・ 1人にしてくれよ・・・」





●その３、桜子本音。

この言葉を受け、切り返す桜子さん。しかし逆上的ではなく、心から、思っていることを、丁寧に。


「私達はみんなアンタと出会って少しだけ変わったわ・・・

　バカがつくほど自分に正直なアンタのおかげで・・・

　どんなコトにもくじけずに・・・

　自分を貫き通すアンタの姿を見てね・・・

　ーーだから、待ってるから・・・」


　






・・・

帰って行った寮生たち・・・。

ハチベエ、蔵の中にて静かに涙を流し、ただただ思う。


　　・・・・・ホント、

　　大好きだよ お前ら・・・












・・・

朝。

坂下門学園。

ものものしい足音とともに、気合い十分に帰ってきたハチベエ。

さあ、果たして鎖島先生とどうやりあう・・・!!?
















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