昔あった家族、今ある家族、そして近い未来に離れていくかもしれない家族に思いを馳せて、月を眺めるナギお嬢さま。


既にハヤテくん、咲夜お嬢さまと合流していた彼女は、マリアさんとも、合流を果たし・・・、





今ある、家族のぬくもりを、彼女の胸に抱きつくことでしっかりと確かめるのでございました。







一方その頃、観覧車。

「私は・・・
　あなたを裏切ってしまったの・・・」

桂お嬢さま、ついに今まで言えなかったことを、西沢さんに語り始めたのでございます。


先月の誕生日に、夜の学校で二人きりになって、プレゼントを、彼からもらった・・・。

そのプレゼントには感謝の気持ち以上のものはなかったけれども、それを受け取ったとき、気づいてしまった。

自分の気持ちを・・・。





この申し出を聞き、西沢さんも、今の自分の心にあることを語り始めます。


以前下田で彼に告白したときは、もう二度と会えない気がしていたけど、今は、別に会いたいと思えば、いつでも会える。

別に死に別れたわけでもないし、ケンカもしてない。

会って話をすれば、とても楽しい。


だから、誰が彼をスキになったって・・・






・・・こうして、お互い同じひとを好きである間柄であることを認識しあったふたり。

そこには、とくに殺伐とした空気が流れることもなく、互いにベストを尽くし合おうと誓い合う、そういうような清々しい空間がひろがっていました。





と、そこへ、ドーンという音。

窓から外を眺めると、夜の大空いっぱいにひろがる花火。


花火舞うこのとてもきれいな夜空を、見上げる場所はお互いそれぞれ違うけれども、ふたりに思われている渦中の彼も見ている。

"家族"のみんなや咲夜お嬢さまと、同じ夜空を眺めている。


さまざまなひとびとが、それぞれの思いで、この夜空を見上げている。



今は・・・同じ空を見ている。


























・・・・・
どうにもうちとしてのテンポがここ数週間つかめきれてないのでございますのです。というのも、理由はけっこう分かってて、無茶なギャグが足らないから。それがあったら、わたくし跳んで喜んで、そいつを軸にちゃちゃちゃちゃちゃっとかきあげちゃったりするんですが、うーん最近ないんじゃよなー。

でも、それでも自分なりにシリアスぶって書くのもまた一興、そういうつもりで書いているのですね。

とりあえず、あれかなー、来週あたり幽霊さん出てきてくれると嬉しいんじゃが、それは可能かのう・・・。





神聖マリアさんビーム　killer nyancon
ナギお嬢さま。

トラックバックお送り先

ゲームの戯言＋α　れろさま
予想の範疇を越えなかった桂お嬢さまと西沢さんのやりとりに少々残念に思っておられます。あとは、いろんな伏線とか、そういうものにじっくり考えたりもしてくださってます。

３６０度の方針転換　こいんさま
西沢さんと桂お嬢さまのやりとりに全く共感をおぼえられなかったり、伏線の散りばめすぎで話の濃度としては希薄になったりと、今回のお話にあまりいい印象は持っていらっしゃらないようです。

ライク･アライブ　橙馬そうまさま
コマのすみっこに小さく見えてるだけであっても、その美しさは非常に際だっているのだそうです。







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