歌舞伎座
東京・銀座にある歌舞伎座。来年4月にさよなら公演が行われ、その後、取り壊されてしまうそうです。建物の正面には、さよなら公演まであと○○○日と書かれた表示板がありました。国の登録有形文化財にも指定されているこの建物が、あと少しで消えてしまうなんて…老朽化とか空間の高度利用とか、諸々事情はあるのでしょうが、残念です。外国にいくと、100年以上変わらない(変えていない)街並みや、建物を目にすることが少なくないのに、日本ではなぜこんなにも建物を維持していくことが難しいのでしょうか。鳩山総務大臣は、郵便局の改築には「国辱」という言葉まで使ってガンガン口を出したのに、民間建築物は管轄外だから何も言わないのでしょうね。日本らしさを将来に伝えるという点では、どちらの建物も一緒だと思うのですけど。築60年にも満たない建物だそうですが、雰囲気のある、見事な建物だと、改めて思いました。