日本の翼
8月の那覇空港での写真です。今朝の新聞にもJALの路線撤退の記事が載っていました。国際線からも国内線からもかなり撤退するらしいです。深刻な経営状況となった理由はいくつもあるのでしょうが、個人的にはこの機会に、日本の空が大きく変わればいいな、と思います。大ざっぱに言うと、国際線は成田、セントレア、関西国際空港だけから発着。そして国内線オンリーとなった地方空港からは、シャトル便がこの3空港にせっせとお客さんを運んでいる。こんな状態が個人的な「理想」です。今のところ、それぞれの都道府県に空港を作って、それぞれが 「世界に羽ばたく〇〇空港」や「世界へのゲートウェイ△△空港」 を目指して路線を奪い合っているように見え、この姿は余りにも無理があると感じています。おそらく、空港を作ったり新しい路線を引っ張ってくることで、感謝されたり名を挙げる人たちがそれぞれの都道府県にいるのだろうと思います。もしかすると、自分の土地の空港がハブ空港の下にぶら下がることになれば、「俺たちは名古屋より格下なのか」と怒る人たちがいるのかもしれない。でも、余りにもナンセンス… あちらこちらから路線を要望される航空会社にとっても迷惑な話だと思います。週たった何便の国際線のために出入国手続きの体制を敷いている各地方空港のコストも結構な額になっているような気がするし…乗換えのロスはあるにしても、近くの空港でチェックインすれば、あとは空路で世界中へ…という便利さを手にするためには、現実的な選択はやむをえないと思います。JALの危機を生かして、というと失礼かもしれませんが、この機会に一歩でも私の「理想」に近づいてくれれば、と願っています。