仙台の旧町名「六軒丁」(今は青葉区錦町二丁目の一部)
六軒丁(ろくけんちょう)今は仙台市青葉区錦町二丁目の一部になっています。(昭和45年2月1日住居表示)〔仙台市「歴史的町名復活検討委員会報告書」(平成21年1月)より〕かつての六軒丁あたり。「錦町二丁目3」と書かれた住居表示板が通り沿いにありました。六軒丁について「仙台地名考」(菊地勝之助・著 宝文社 1971年)には次の記載があります。「延宝六・八年(一六七八-八〇)製作の絵図では、真中に横丁が通り、幾軒かの小屋敷に割られている。この地を六軒丁といったようである。(中略)現在六軒丁と呼んでいる通りは、北一番丁の南裏、二本杉通の南端、空堀丁の北端から新小路に通じている横丁である。寛文八・九年(一六六八-六九)の絵図によれば、既にこの頃大小数軒の侍屋敷に割られている。(中略)北六軒丁と称している。」六軒丁には幾軒かのお屋敷があったとのこと。察するに、幾軒とは六軒だったのでしょうか。そうすると一軒一軒がかなり大きなお屋敷だったように思います。今も広い区画に大きめの住宅が並んでいるように感じました。JR仙台駅から徒歩圏内なのに、とても閑静な住宅地でした。