テーマ:今日の出来事(292712)
カテゴリ:旅
子どもが来年、いよいよ自立する見込みになったので、赤ん坊の頃から中学2年くらいまで、平日の日中ずっと預かってくれていたおばあちゃんを温泉にお連れした。 赤ん坊の頃はオムツやら何やら一日中ずっとお世話してくれて、幼稚園の頃は午後ずっと子どもが考えたルールの良くわからない遊びに付き合ってくれて、小学校から中学2年までは習い事にも連れていってくれて、そのおかげで子どもはきちんと成長してくれた。 それから10年、おじいちゃんは残念ながら今年亡くなってしまったけど、おじいちゃんへの感謝も込めて今回、ありがとうツアーを企画した。 行き先は福島県の真ん中あたりにある岳温泉。 東北自動車道の二本松ICから20分くらいで「あだたらの宿 扇や」に着いた。 湯元は温泉街よりずっと山の上の方にあって、流れてくる間に揉まれた優しいお湯が、岳温泉の特徴のひとつ、とのこと。 確かに、お湯の感触と臭いははっきりと「温泉」。だけど刺激の強いお湯ではなくて、チェックインから翌日のチェックアウトまで繰り返し入浴したけど湯疲れはしなかった。 宿の皆さんの接客は洗練されていて、チェックインからアウトまで付かず離れず、心地よかった。 夕食も朝食も美味しかった。 よほど気分が良かったのか、おばあちゃんは普段飲まないお酒を飲んで「盆と正月が一緒に来たね」と言いながら顔を赤くしていた。 早朝、温泉街を散歩したら、悪い予感はしていたけど、いくつかの宿が廃業していた。 「扇や」さんも厳しいのかな、と思いながら宿に戻ったら、水車が廻る日本庭園の手入れが早速始まっていた。そして、館内の至るところにさりげなく飾られている綺麗な生花が改めて目に止まった。あれもこれも、どれもこれも、すべてのものから宿の皆さんの気概が伝わってきて頼もしかった。 初めて泊まった宿。 コロナ禍以降初めての温泉。 おかげさまで良い旅になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 22, 2021 10:35:22 PM
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