テーマ:今日聴いた音楽(75113)
カテゴリ:音楽
JR山形駅のすぐ目の前に真新しいコンサートホール「やまぎん県民ホール」があった。 念願の辻井伸行さんの生演奏。 ローチケで情報を見つけた時、山形にある音楽ホールとは、どんなだっけ…?とあまりピンと来なかったけど、ホールの外観を見た瞬間、疑問は消えた。 そしてホールの中に入って更に納得した。 音響もウッディな雰囲気も、そして客席のシートに使われている和服の反物を思わせる素材までも、なんとも素晴らしかった。 ずっと辻󠄀井さんのピアノの音が聴きたくて、だけどコロナ禍前に抽選で買えた辻󠄀井さんのソロリサイタルは、その後の感染拡大であえなく中止になってしまい、ようやく今回、この立派な音楽ホールで、本当にようやく、夢がかなった。 演目はベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番。 感動した…。 辻󠄀井さんの一挙手一投足を見逃すまい。辻󠄀井さんが奏でるピアノの1音1音を聞き逃すまい。こんな機会は二度とないくらいの気持ちで思い切り集中した。 そしてアンコールに応えてくれた演奏は、ラ・カンパネラ。 あ、ユーチューブで何度も聴いていた楽曲だ。と一瞬思って、その後はひたすら感動していた。 短い休憩を挟んで2時間余りの演奏会は大満足の時間だった。 開演前の三浦文彰さんと辻井伸行さんのトークによれば、山形には3日前に入り、この会場で新作CDの録音をしていたとのこと。 やまぎん県民ホールはそれだけ優れた音楽ホール、ということなのだろう。その存在すら知らなかった自分がちょっと恥ずかしい…。 恥を忍んでもう一つ言えば、ARKシンフォニエッタのことも僕は何も知らなかった。今回初めて聴いて、素人ながら彼らの演奏レベルの高さに圧倒された。 雑味がない…という言葉が頭をよぎったけど、この表現で言い尽くせているとはまったく思えない。 一つひとつの楽器の音が、一人ひとりの奏でる音が、とにかく美しいと思った。 開演前のトークでは、辻󠄀井さんとARKシンフォニエッタの演奏は、サントリーホールが本拠地、ともお二人は話していた。 今度はサントリーホールで聴いてみたい。 そう思いながら会場を後にした期待以上の夜でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 21, 2024 10:09:09 PM
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