ニャゥンシュエnyaungshweでハイキング
例によって例のごとく、朝寝坊気味。9時に出発のはずが9時に朝食を食べたので、この日予定していたインレー湖ボートトリップは中止にして、午前中はニャゥンシュエnyaungshweのまちを歩くことにしました。ホテルの朝食はパンケーキとトーストとシャン料理が選べ、シャン料理は日替わりで出てくるのですが、この日は麺が出てきました。麺と言っても汁そばではなく、麺にもったりしたカレーがかかっていて、麺を食べるのも一苦労のもったりカレーなのです!でもカレーのにおいがおいしくてついつい食べてしまいます。(名前をすっかり忘れてしまいました)ホテルはアジア系の人が泊まっていないせいか、誰もシャン料理を選んでいませんでした。みんなパンケーキを食べていました。パンケーキと言っても、アジアで出てくる味のクレープみたいなものです。朝からもったりした麺を食べれる人はぜひ挑戦してほしいです。シャン族は日本人に近い民族と言われているせいか、シャン料理は脂っこくないし、食べやすい料理でした。さて、てくてく歩いてマーケットに行きました。ベトナムの青空マーケットを見慣れてしまっているせいで、全く感動の薄い私たち。。。マーケットにはお土産らしいものはあまりないのですが、ヒモを通しただけの2連の淡水真珠の指輪がポーンとガラクタ屋さんの店先にまぎれていたりするのでこっちがびっくりします。(あとで買わなかったことをちょっぴり後悔しました)マーケットの前にある衣料品の店で、気に入った生地を見つけたので、女性用のロンジーを作ることに。ミャンマーはオーダーだと2,3日かかると聞いていたので、すぐに作ってくれるかわからなかったのですが、紹介してくれたお店の人の言い値でOKしたら、8時間で作ってくれ、しかもホテルまで届けてくれました。ロンジーだと自分で巻かなくてはならないのですが、お店の人がスカートにしたら?というので、ロングスカートにし、上はお店の人に任せました、出来上がりは思った以上で、自分で少し直せばもっとよくなるかもしれないと思いました。余った生地を入れてホテルに届けてほしいとお願いしておいたのですが、ちゃんと余り布を入れてくれたので、この生地を使ってベトナムでサンダルを作ろうと思います。以前、台北でチャイナドレスを作ったのですが、ドレスは素敵に出来たけど、履く靴に困ったことがあります。ようやく似合うヒールを探したのですが、「今度オーダーするときは余り布を絶対にもらおう」と思っていました。今回はその失敗が生きたかもしれません。今、ホーチミンでオーダーできるお店を探しているところです。マーケットを通り過ぎると川が流れていて、時間毎に異なる風景を見せてくれます。午前中は川沿いを人が歩いているし、橋を渡ってモノを運ぶ人が多いけれど、お昼近くなると洗濯したり、水浴びしたりする人が多くなります。 この川、とてもいい雰囲気です。洋服のオーダーが済んだので、そこらじゅうにあるパゴダを見て、次の日のボートトリップを頼むツアー会社を探していました。川を渡ってしばらくすると、メイン通り沿いにスマイリングトラベルという所があり、そこでお姉さんにボートトリップの話をしたら、トレッキングが3時間位でできるというので、まずトレッキングを申し込むことに。14時スタートでガイドさんが一人ついて、1Lのミネラルウォーターを渡されました。鍾乳洞の中にあるお寺や、いろいろな少数民族の村を歩くツアーにしました。ツアーと言っても私たち二人だけです。まず最初に馬車に乗り、ニャゥンシュエnyaungshweのまちはずれまで行きます。こんな感じの馬車に乗りました。その後は道なき道を歩きます。ガイドさんも道がないところはキョロキョロしながら進むので、これでは案内してもらわないと無理だなと思いました。 こんな感じの高床式の家が伝統的なおうちみたいです。網目がとてもきれいでしょう? かなり高いところまで登ってきたので、インレー湖が見えます。トレッキングというよりハイキングといったところです。少数民族の村々はみんな人なつこくて、インダー族の人達は私たちが歩いているのを遠くの方から見ていてワラワラ集まってきました。さて、ガイドさんがヘトヘトになるくらい歩き回って、馬車が到着するという場所で待っていたら、牛飼いがたくさんの牛を連れてきました。 牛は大人しくしています。待てども待てども約束の時間がきても、馬車が来ず、日が暮れてしまう・・・そこでまちまで歩くことになりました。ヘトヘトだったガイドさん(女性)はますます足どりが重たいです。それもそのはず、ガイドさんは長い女性用のロンジーをはいているんです。後でわかったのですが、あのロンジーという長い巻きスカートは、歩きにくいのです。大またでは歩けません。まるで着物のときのように、ちょこちょこ歩くのがベター。彼女はとても辛そうでした。でも、迎えの馬車が来ないので、仕方がないです。結局馬車は来ず、ツアー会社にたどり着いたのは17時半。馬車地点から1時間も歩いていたのでした・・・ガイドさんは何回も念を押していたけど、馬車のホーヅドライバーどうしちゃったんでしょうね~これにはツアー会社の人もびっくりして、疲れたから休ませて~と椅子にドカっと座っていた私たちに「それでは歩けないでしょう?馬車を呼んであげるから、それに乗って帰ってね」と言ってくれました。断ったのですが、サイカーを呼んでしまったから乗って行ってと言ってくれたので、お言葉に甘えてサイカーに乗りました。サイカーというのは、ミャンマー版人力自転車とでも言おうか?ベトナムではシクロ。客の座席は運転手の前。タイではサムロー・ティ。客の座席は運転手の後ろ。ミャンマーではサイカー。座席は運転手の隣にまるでサイドカーのようについている。しかも進行方向と逆方向に座席がついているので、二人乗りができる。サイカーも交渉制なので、たぶん絶対に乗ることはなかっただろうけど、今回乗ることができて不幸中の幸いでした☆