|
カテゴリ:政治・社会・環境
今日,クリントイーストウッド監督の「硫黄島からの手紙」を1人で観にいってきました. ■ 役者「加瀬亮」 僕ら夫婦に子供ができてから,映画を劇場で観ることができなくなったしまったのだけど,この映画だけは,どうしても観たかった.それは,役者「加瀬亮」が清水役で出演していたから. 加瀬さんは,僕が大学でウィンドサーフィンをしていたときの1つ上の先輩だった.映画,音楽,小説などずばぬけた好奇心に,いつも彼から強い刺激をうけた大学生活. それから,「おれは演劇しかねえ」といって,浅野忠信さんの付き人からはじまり,役者へと道を歩んだ加瀬さん.日本にかえっては,加瀬さんの仕事をみさせてもらったりしたけど,まさかアメリカで彼の映画を観れるとは夢にも思ってもいなかった.本当に,すごい. ロサンゼルスで「硫黄島からの手紙」を公開されている映画館はサンタモニカとハリウッドの2ヶ所しかない.車を30分走らせハリウッドまでいってきました. ■ 硫黄島からの手紙 映画が始まったときは、加瀬さんの登場をワクワクまった.飛行機から降りてきたシーンには、「お~,わが主将!」と興奮していた. しかし、いざ決戦がはじまると、体中を凍らせて映画に見入っていた.映画が終わったときには、体が麻痺しているかのように立てない.あまりにも,いたいたしい悲劇.意識はあるのに、体が動かない。そのくらいの衝撃でした。 主人公の栗林中将が、「愛する家族を守るために戦いたい、でも愛する家族のために生きて帰りたい」という言葉がとても印象に残った.この言葉ににる2つの対照的なキャラクター.
この対照的キャラクターは,同監督の「許されざる者」を思い出す.
「許されざる者」にも対照となるキャラクターがいた.それは,
ことの重大さ(この場合は「人の死」)を認識できるがゆえに,強い自分で主体的に生きることができるのではないか.(その裏づけに,「おれは今で5人も殺したことがある」とイキがっていた若いガンマンが牧童を殺したとき,「初めて人を殺した」と涙ながらクリントイーストウッドに打ち明けることになる) 「硫黄島」からの重大なるメッセージ.戦争による「悲劇」を痛感(認識)できるからこそ,僕らはどのような世界・社会にしたいのか・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[政治・社会・環境] カテゴリの最新記事
|